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小浜島の庭にはマンゴーが

石垣島上空の宇宙

また、今年も御用があり、小浜島へ行ってきた。
今回は、8月、9月、そして10月の下準備のため。
まずは石垣島に入って、そこから船で小浜島へ向う。
石垣行きの飛行機からは日没の幻想的な景色が見れた。

那覇空港
離陸直後
夕焼けが綺麗だった

つぶやきでも書いたのだが、雲を抜けていくと、日没と重なり、宇宙から見た地球っぽい写真が撮れた。

那覇↔石垣上空

夜は石垣に泊まり、翌朝小浜島へ。

小浜島。晴れ。

朝、青空の中、高速船で30分もすれば小浜島。
あ、暑い。

船の窓から
日陰がない…

ほんの数年前まで、沖縄は離島を含めて35℃以上まで上がることは滅多になかった。島で風が吹き抜けて、熱い空気がとどまらないからだと思う。

でも、近年35℃という数値を目にすることが多くなった。これから年々、もっと上がるのだろうか。

午前中で用事を済ませ、手土産を持って、いつもお話を聞かせていただくA氏宅へ。
前日に、運が良ければ会えるかも、と思いメールを送っていたが、返事がなかったので会えるかどうかわからず、半ばあきらめていた。しかし、朝になって返信があった。

祭祀の多い小浜島。昨日も祭祀があったらしく、夜が遅かったので今朝しかメールに気づかなかったとのこと。
お宅にお邪魔すると、祭祀で身に付けた手織りの衣装が部屋に2,3着吊るされて陰干しされていた。

遅くまで忙しかったんだ。すみません、急にメールして。と、ひとしきり謝まった。

いいよいいよ。いつでもおいで。と、お言葉をいただいた。

温かい。

小浜島の神様の話

そして、今回もいろいろ面白いお話を聞かせてもらった。
A氏は、小浜島の昔話を小浜の方言で紙芝居にして、子どもたちに聞かせたり、わらべ歌を教えたりしている。
沖縄本島とはかなり違う響きをもつ方言。
沖縄では、離島でそれぞれ方言が異なる。その多様性がおもしろい。

見せてもらった紙芝居は、A氏が母親から聞いた昔話で、島の神様の話だ。

紙芝居の絵もA氏が描いているのだが、その神様は黒い衣装に身を包み、杖を持ち、うつむいて顔を見せず、その雰囲気はオーラがあって(オーラが描かれているわけではないのだが威厳があって)、畏敬の念をいだかせるような風貌だった。

紙芝居は、その黒い神様と数羽の鳥のお話である。
鳥の種類には鶏も入ってたいた。

A氏のお宅に向かう途中に
出会ったニワトリたち
手前にはパパイヤの幼木が育っている

ここで紙芝居を紹介したいのだが、年内には出版を控えていて、今が最終段階とのことだったので、写真を載せるのはやめておこうと思った。出来上がりがとても楽しみ。

島の子どもも、移住してきた子どもも

ところで、今回は何をしに来たのだ、と尋ねられた私。

8月と9月に、島の伝統芸能をモチーフにした子どもの表現活動を、保育所の子どもたちと一緒に楽しもうとしていることを伝えた。

島の子どもも、移住してきた子どもも、どちらの子どもも島の芸能に触れて、楽しめるものを考えていると伝えた。

A氏は、フフフっと嬉しそうに微笑んでくださった。

A氏は、島の祭祀や芸能を子どもたちに伝えていくことにとても思い入れのある人で、私の計画を喜んでくれた。
楽しい活動にしたいな、と、私も自分の思いを再確認した。

絶品、マンゴー

私の帰り際、A氏は思い出したように「ちょっと待ってて」と外に出て、「これ持ってって」と庭からマンゴーを2個採ってきた。
「売り物じゃないから、ところどころ黒くなっているところもあるけど、中はきれいだよ。おいしいから、持ってって。」

去年も採れたてをいただいて、とても美味しかった記憶が…。
何度もお礼を言って、A氏宅を後にした。

そしてその日のうちに沖縄本島に戻るという弾丸スケジュール。
船、バス、飛行機、モノレール、車、あらゆる交通手段を一日で済ませ帰宅。・・・疲れた。

その日はマンゴーを食べる気力がなく・・・、今日食べた。
むちゃくちゃ美味しかった。

まず、1つ目。
熟れていて美味しそう…
皮を剥くと、本当に綺麗だった。
削るように薄くスライスして
冷蔵庫で冷やして
家族でおいしくいただきました

あついけど、8月も晴れるといいな。

今日も晴れ

お読みいただき、ありがとうございました。

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