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サイレント・コネクション

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T-RFID(Terahertz Radio Frequency Identification)が日常的に利用される未来。 RFID(Radio Frequency Identi…
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記事一覧

サイレント・コネクション 終章

ついに長い戦争が終わりを告げた。中華連邦と臺灣民主共和国の間に結ばれた停戦協定は、両国間…

くも
1年前
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サイレント・コネクション 第18章

深夜、高橋は事務所で北星市ミサイル事故の資料を読み返していた。自衛隊艦船から誤射されたと…

くも
1年前

サイレント・コネクション 第17章

音道貴仁と純礼が臺灣民主共和国から帰国後、播本ありさは研究所の廊下で、偶然二人に再会した…

くも
1年前
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【サイレント・コネクション技術解説】PT-RFID技術を用いたドローン天風は何がすごい…

こんばんは。ChatGPTで書いた小説、サイレント・コネクションの技術をちょこっと解説します。…

くも
1年前

サイレント・コネクション 第16章

DTS法第23条 国、自治体はT-RFIDを用いて画像、音声、移動経路、行動履歴に関するデータを集…

くも
1年前
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その饅頭は見えていても触れない。小説サイレント・コネクションに出て来る技術・ゴー…

こんにちは。今回は、小説・サイレント・コネクションに出て来る「ゴーストプロトコル」につい…

くも
1年前
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サイレント・コネクション 第15章

斉藤防衛大臣の「臺灣民主共和国に基地を置く」発言から1か月が経った。臺灣民主共和国にいる貴仁は、苦しい立場にいた。臺灣民主共和国、日本、米国の軍隊による軍事演習が何度も行われ、その報復措置として中華連邦の軍事演習が常態化している。 臺灣民主共和国の人々は口々に「あんなのは望んでいない」と言う。まさにその通りだ。戦争を望んでいないのに、関係ない大臣が火に油を注ぐ。本当に腹立たしい。 貴仁は日々、現地の人々と接しながら、彼らの懸念や不安を聞いて回っていた。彼らは平和を求めており

サイレント・コネクション 第13章

音道貴仁が中華連邦へ出発してから数日後、播本ありさは椎名彩音と待ち合わせをしていた。待ち…

くも
1年前
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サイレント・コネクション 第12章

国防省の庁舎に到着した八神篤史と音道貴仁たちは、臺灣民主共和国の国防大臣、林鵬飛(リン・…

くも
1年前
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サイレント・コネクション 第11章

1都内の広々とした練習場で、横山啓太は熟練の技でドローンを飛ばしている。彼は今やこの国を…

くも
1年前
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サイレント・コネクション 第10章

貴仁、純礼、野口慎一、高橋直哉、播本ありさの5人が、古い店で集まっていた。この店は8年前、…

くも
1年前
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サイレント・コネクション 第7章

作戦会議「釈放だよ」という声が聞こえた。高橋刑事だった。 証拠不十分で不起訴になるようだ…

くも
1年前
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サイレント・コネクション 第6章

逮捕電子研究部のメンバーたちは、瑛介の遺した石の話題で盛り上がっている。 貴仁:「この画…

くも
1年前
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サイレント・コネクション 第9章

8年後あれから8年が経った。この国は一時期の厳しい経済状況を何とか脱出できている。国内外の企業が次々と新しい技術を生み出し、雇用が増え、国民の暮らしも少しずつ向上していった。政府も新たな法律や政策を次々と策定し、国民の生活を支えるために努力していた。 DTS法は改正され、T-RFIDタグを持たない人々も認証を受ける事が出来るようになった。これにより、これまでT-RFIDタグのない人々が受けられなかった様々なサービスや権利が、より多くの国民に拡がっていった。国民一人ひとりが自