【初めてのアウトプット】
【初めてのアウトプット】
サワディカー😊🙏
高橋久美子です。
「アウトプットが現実を変える」という話しをしましたが、私が自分の経験を、初めて公にアウトプットしたのは、今から１５年ほど前でした。
埼玉県の運送会社で、住み込みで事務員をしていた時の事です。
アウトプットした場は、「ヤフーブログ」です。
そのブログには、日々の会社での出来事を書いていたのですが、ある日、営業先で、納得のいかない出来事がありました。
細かいストーリーは端折りますが、営業先で、頭ごなしに、こんな言葉を言われました。
「はぁ？そんな事、できるわけないだろう。そんなの常識でしょ？」
半笑いで、「こいつバカかよ」と言わんばかりの、完全に上からの浴びせ文句でした。
打ちひしがれて帰った私ですが、その日は、もんもんと、「常識って、いったい何だろう？」と、考えていました。
その時、私が考えて出した結論は、
「常識なんて、意味ない」というものでした。
その結論に至る材料になった、小さい頃の出来事を、その日、次のような文章にしてブログにアップしました。
＊＊＊＊ここから当時のブログ投稿記事＊＊＊＊＊＊＊＊
【常識なんて意味がない】
今日、営業先で「常識」について考えさせられる出来事がありました。そんな時に思い出す、遠い昔の出来事があります。
実は、私は第六級の身体障害者です。先天性内反足症・関節拘縮症という生まれつきの手と足の病気です。
今では歩くことができますが、２歳で手術をし、小学校にあがるまでは重たい「矯正靴」を履いていました。
小学校１年生の初めての運動会のときのことです。
私の両親は徒競走で、みんなと差がついたらかわいそうだと心配していたようです。
ところが、このときの徒競走で、なんと私は一等賞でゴールしたのです。
両親も周りの大人たちも、それはもう驚いていました。
しかし、私も周りの子供たちも、別に驚きませんでした。驚いていたのは大人だけです。
そして、私に向かって大人たちはこう言いました。
「くみこちゃん、足が悪いのにすごいね」
実は大人にこう言われるまで、私も、私の周りの子供たちも、私が一等賞を取ったことを、別に不思議だと思わなかったのです。
私たち子供は知らなかったのです。「足が悪いと、ふつうは他の子よりも早く走れない」それが常識。ということを知らなかったのです。
このとき、もしも私が、
「私は足が悪いから、一等賞を取るなんて無理だろうな」と思っていたら、おそらく、一等賞は取れなかったと思います。
こんなふうに、常識を知らないからこそ、パワーが出ることってあると思います。
逆に、常識があなたのパワーを押さえつけてしまうということも、あると思うのです。
常識なんて、所詮は誰かが作ったものです。誰かが自分の都合を良くするために作ったものかもしれません。
また、時代が変われば通用しなくなってしまうものかもしれません。
その常識が、あなたに通用するかどうかは、あなたが決めればいいのです。最初から全てを鵜呑みにすることなどないという事です。
常識をすべて否定しろと言っているわけではありません。でも、あなたが何かにチャレンジしようとしたとき、一歩前へ踏み出そうとしたときに、あなたの気持ちに、ブレーキをかけてしまうような常識ならば、
ときとして、忘れてしまってもいいのではないかと思うのです。
＊＊＊＊＊ここまで＊＊＊＊＊＊＊
当時、このブログを投稿したところ、とてもたくさんの反響がありました。
「勇気が出ました」「がんばろうと思えました」と、たくさんの人がコメントしてくれたのです。
全国の知らない誰かから、次々に書き込まれるコメントを見て、とても驚いたのを覚えています。
「私の経験した事が、見ず知らずの会ったこともない人に、勇気を与えることができるのか！」と、実感した瞬間でした。
実は、それまで、この運動会の思い出は、私にとって、うれしいとか楽しいとかの記憶ではありませんでした。
正直、自分としてはどちらかというと、「モヤモヤした気分だった」という印象でした。
ところが、そのモヤモヤの思い出が、ブログにアウトプットしたことによって「人に勇気を与えた」という、キラキラの価値に変わった瞬間だったわけです。
「勇気をもらいました」「ありがとうございます！」と、たくさんの方がコメントしてくれましたが、
アウトプットした事で、一番、救われたのは、ほかでもない、私自身だったのです。
あなたの、なんでもない過去や、楽しくなかった経験、辛かった思い出を、誰かにとって有益な価値に変換することができる。
これが、アウトプットした事で得られる、かけがえのない報酬です。
あなたにも、「電子出版」というアウトプットを、ぜひ、体験してほしいと思います。
それでは、またね。コップンカー😊🙏
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