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繰り返しのある遊びでことば・やりとりの力を伸ばす❗

ども、くまざわくんです🐻

今回は『いないいないばー』など同じ行動を繰り返しながら遊ぶことのすごさを紹介したいと思います❗

僕自身ことばの発達がゆっくりなお子さんや自閉症スペクトラム(以下 ASD)のお子さんとの臨床場面ではこの繰り返しのある遊びをかなり行ってます😃
というより、お子さんが行っている遊びを繰り返しのある遊びにしているという表現の方が正しいかもしれません‼️


🔴繰り返し遊びをすすめる理由🔴

繰り返しのある遊びをおすすめする理由は以下の3点

①お子さんが次に起こることの予測ができて安心して遊べる
②繰り返し大人が同じ声かけをすることで言葉の獲得につながる
③お子さんからの要求行動を引き出しやすい

🔴具体例を使って説明🔴

文章だけだとイメージがつかない方もいると思うので【積み木を積む遊び】を例にして具体例をだしながら説明しますね❗ここでの書き方は子ども目線で書きますね❗

①積み木をとる
②積み木を置く・積む
③「やったー」と声をかけられる
④大人とハイタッチ
⑤大人から積み木をもらう
これ以降は②③④⑤を繰り返します😄

この①②は子どもが自然と遊び始めてくれることが多いです❗大人の仕事は③④⑤です❗
大切なのは繰り返し遊びの『始まりの合図』と『終りの合図』を作ることです👍

この例の場合『始まりの合図』は⑤の積み木をもらうになります❗『終りの合図』は④のハイタッチをするですね‼️

最初に説明した『お子さんが行っている遊びを繰り返しのある遊びにしている』というのは意識的に③の声かけをして、④のハイタッチで喜びを共有して一連の遊びを終わらせる、⑤の再び遊びが始まるきっかけを大人との関わりを持つように設定するという流れを作ることですかね‼️

🔴ことばややりとりの力が伸びる🔴

この関わりでどうやってことばを獲得するのか、やりとり(コミュニケーション)の力がどうやって伸びるのかを説明しますね😃

ことばの獲得について
ことばを獲得する原理にも色々あってここでの説明は省きますね❗
今回の関わりでは『同じ場面で大人が同じことばをかける』ことが重要です❗簡単に言えば繰り返し同じことばかけをすることで見通しがついて、マネがしやすくなるってことですね😃
今回の例では積み木を積んだ時に「やったー」と声をかけてます❗これを繰り返すことで、お子さんが「たー‼️」と声をだしてくれるかもしれません👍その時はおもいっきり褒めてあげましょう😍
ことばを話すことはまねっこから始まります、繰り返し同じことばを聞かせてあげることで、どのことばをマネすればいいかわかりやすくなり、マネした時に褒められることで話すことは定着していきます❗

やりとりの力が伸びる
繰り返し遊びをおすすめする理由として要求行動が引き出しやすいという点がありました‼️
ここからは少し大人がずるい関わりをします😅
先ほどの積み木を積む例で説明しますね❗ここでの説明は要求行動が出にくいお子さんの例にしますね❗
『⑤大人から積み木をもらう』がありました❗例では書きませんでしたが、この時に大人は『ちょうだいだね』と声かけ&ちょうだいのジェスチャーを子どもに見せてから渡すようにします❗
はじめの数回は本人からの要求行動がなくても無償であげます😃お子さんが見通しがついたり、楽しくて積み木を欲しがり始めたら今度は渡さずに声かけ&ジェスチャーを見せましょう❗まねっこがなかったらお子さんの手をとってジェスチャーを手伝ってあげてください‼この関わりを繰り返していくとお子さんの方から「だい!!」と言たり手をだして要求してきてくれる可能性が高いと思います‼️
もし要求が見られたときには思い切り抱きしめちゃいましょ❤️

🔴最後に🔴

この関わりは1歳前後からのお子さんに使えます‼️
また、ことばの発達がゆっくりなお子さんや、コミュニケーションの発達がゆっくりなASDのお子さんなどにも有効な関わりだと思います‼️
大切なのはお子さんが楽しむ遊びに大人が交ざって繰り返しを作ることです‼️大人が決めた遊びでお子さんが楽しまなければ効果は少なくなると思います😢(もちろんお子さんの好きなことを知ってて完璧な遊びを考える方もたくさん見てきました)

積み木の例でいえば、途中から子どもが積み木を倒すことに夢中なれば①大人が積み②子どもが倒す③『もう一回』といいながら大人が積むというようにその都度遊び方を変えてお子さんが楽しめる遊びを考えていきましょう👍

お子さんとの時間が少しでも楽しい時間になりますように🐻


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