「中国語訛ってるよね」と言われた日本語教師が考えた理想の日本語教師像について
先日、台湾人に「あなた日本人でしょ。発音に癖があるからすぐわかる〜」と言われたことを書きました。
詳しくは note を読んで頂けると嬉しいでのすが、三行でまとめておきます
初対面の台湾人から突然「あなた日本人でしょ。発音に癖があるからすぐわかる〜」と言われる。
その対応を失礼だと感じた自分は「気分悪いなぁ〜 初対面の人にお前の中国語訛ってるて言われちゃったよ」と言ってしまう。
敏感な自分にちょいと罪悪感
さて、この記事にコメントをいただきました。
同じようなことを経験したかたのお話を聞いて、自分だけではなかったと安心するとともに、ちょっとした言葉でも人をモヤモヤさせてしまうことのリスクを改めて感じました
さて、自分が発した言葉が、相手がどのように捉えるかに関しては制御できません。
褒めても貶しても腹を立てる人がいます。
相手の感情をコントロールすることなどできないのです。
コントロールできる可能性があるのは、自分の反応です。
自分の反応に嫌気や罪悪感を感じたとき、その理由を分析したり、理想の自分だったらどのように対応しただろうかと考えてみることは大切です。
そうしないと、環境や生い立ちに流されるまま流されてしまいます。
自分では良くないと思う反応を繰り返してしまうと、その度にモヤモヤしたり罪悪感を感じたりします。
そして、そんな自分のことを好きになるのは難しいでしょう。
さて、先日の note では、次回訛りを指摘された場合は、笑って受け流せるようになりたいと締めくくりました。
でも、考えてみると、その対応も理想の自分の姿ではないように思います。
笑ってごまかすのではなくて、自分が中国語学習に真剣に取り組んでいること。そして、訛りがあることを理解していること。
そして、言語力に限界があっても、中国語母語者とコミュニケーションを取ることを諦めてないことを暖かく、でも力強く説明できるようになりたいと思いました。
さてさて、わたしは日本語教師です。
わたしは、毎日「まだ正しくない」日本語に触れています。
彼らの言い間違えや、発音に吹き出しそうになることもありますが、笑わないようにしています。また、彼らが同じ間違いを繰り返しても、決して機嫌が悪くなったりしません。
なぜなら、彼らが外国語である日本語で話したり、書いたりすることにどれほどの勇気がいるかを理解していますし、今は成長途中であり必要なのはサポートであることも理解しているからです。
そうそう、わたしは彼らが日本語でのコミュニケーションを取る能力を向上させる助けになりたいと思っています。
そして、彼らがわたしとのふれあいのなかで、モヤモヤしたりするのではなくて、ワクワクできるような授業をしたいと思っています。
そんなわけで、これからも自分の理想の日本語教師像がどのようなものかを明確にして、それに向かってバージョンアップを繰り返したいと思っています。
そういう姿勢を持つ人こそが「先生」と呼ばれるにふさわしいと思っています。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜