くまてつさん@中国|日本語教師

2015年から中国で暮らす日本語教師です。 日本語教師に日本語の教え方を教えたり、学生… もっとみる

くまてつさん@中国|日本語教師

2015年から中国で暮らす日本語教師です。 日本語教師に日本語の教え方を教えたり、学生向けの参考書やビデオを作成する仕事をしています。 趣味は生活を改善すること。好きなモノは単機能なモノで、気に入った物だけに囲まれて暮らすシンプルライフが憧れです。妻とネコ氏と暮らしています。

マガジン

  • くまてつさん的ミニマリズム

    ミニマリズムに憧れるだけで何もしてこなかった自分が、自分と家族の今と未来のためにミニマリズムを研究し実践した記録を残します。

  • わたしが「日本へもう帰れないと思う」理由

    中国生活をしていて、日本へ帰ったら苦労するだろうなと思う変化について書いたnoteです。

  • わたし日本語教師なんです

    日本語教師としての悩みや気づきについて書いたnoteのまとめです。

  • 中国でコロナ陽性になったときの日記(まとめ)

    2022年12月7日に突然解除されたゼロコロナ政策のあと、あっという間にコロナ陽性になりました。その時の日記をまとめました。

最近の記事

  • 固定された記事

くまてつは中国に住んでいます-自己紹介

はじめまして。くまてつと申します。 どうして自分のことを「くまてつ」と呼ぶようになったのか覚えていないのですが、高校生の時にはすでに間違いなく「くまてつ」と呼ばれていました。 決してバレーが好きだったりはしませんし、ほっそりとしたイケメンでもなく、どこにでもいるような小太りのアジア人ですが、自分の「くまてつ」というあだ名に愛着を持っています。 「くまてつさんって結局どんな人なんですか?」 と聞かれたり、 「くまてつさんってよくわからないですよね」 と言われたりして

    • ミニマリズムへの挑戦#3:MacBookPro を中心に必要最小限の機材を選んだ件

      ミニマルな暮らしに憧れてばかりいても仕方ないので、少しずつ行動に移しています。すでに衣類はミニマリストと言っても構わないレベルまで減らせました。 次は仕事道具をバッサリと片付けました。 今、使っているモノ以外はすべてこの袋に放り込んでいます。もちろんゴミ箱へ直行させることも出来たのですが、決断を下すことが出来ませんでした。 それで、良くあるテクニックですが「保留スペース」を作り、そこにひとまず保管する。そして必要になったモノがあったら「保留スペース」を探して、復活させる

      • 結婚=保険!? 中国人が結婚を迫る理由

        中国人と結婚感について話してますと、彼らにとって結婚とは保険を契約するような一面もあるのではと気づきました。 適齢期になっても結婚しない子ども、特に娘に親は結婚するようにとプレッシャーを与えます。 そして、独身でいるよりも結婚するほうがよい。相手の見た目や稼ぐ能力も関係ない。とにかく結婚しているほうが独身よりマシだと圧力を言うことすらあるようです。 その理由は、独身だとトラブったときに対応しきれないからだそうです。 例えば、病気になってしまったらどうすればよいので

        • 在日中国人が中国へ帰国したって別に良いじゃないと思う件

          日本で稼げなくなった在日中国人が中国への帰国を検討しているという記事を読みました。 この記事は、帰国を検討しているブルーワーカーを次のように分析しています。 彼らは、そもそも日本が好きだから日本へ来たわけではありません。日本へ来た理由が稼げるからであれば、中国のほうが稼げる今、中国へ戻るという決定をするのも当たり前ではと思います。 日本の中華料理チェーン店でコックをしていた中国人と親しくしていたことがります。 彼のスケジュールは「仕事」か「寝る」だけでした。とにかく、

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          「誰とでも良いから結婚してくれ」という中国人の親たちのこと

          「誰とでも良いから結婚してくれ」 こんなことを親から言われたらショックだと思うんです。でも、わたしの中国人友人たちのほとんどは親から結婚を急かされてます。そして、相手が見つからないなら適当な人を見つけてくるからと言われてます。 この適当という言葉は厄介です。 適当のそもそもの定義は、要求や状況にぴったりとあっていることです。ですから、適当な結婚相手とは、結婚する二人にとってふさわしい相手となります。しかし、適当もう一つの意味は「その場をなんとか取り繕う」です。 そして

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          中国人とフランス人の引越を手伝って気づいた「今使うモノしか持たない暮らし」のメリット

          今週は親しい友人の引越を手伝ってきました。 日曜日はわたしの中国語の先生の、そして昨日はフランス人の引っ越しでした。 中国語先生の荷物はとっても少なくて、30分で搬出が完了し、新居への運び込みも30分程度で終了しました。フランス人の友人は同じ家に長く住んでいたこともあり荷物は多めでしたが、それでも1時間程度で搬出、そして同じく1時間で搬入が完了しました。 いずれにしても搬出に1時間しかかからないというのは、引越のために苦労している自分からすると奇跡的です。もちろん彼女た

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          給料未払いを経験しても退職しない中国人と、移民まで考えて行動できる中国人のお話

          理不尽なことを経験しない人っているのでしょうか? 理不尽に直面しても、持ち前のスキルやアイテムを使って乗り越えて行ける人もいます。例えば、突然良くわからない理由で解雇されても、貯蓄もあるしスキルもあるので慌てることなく転職先を探し、仕事を見つけられる人たちのことです。 でも、わたしは彼らのように高スキルで余裕のある人間ではありません。手持ちのスキルは乏しく、使えるアイテムの総量も多くはありません。ちょっとしたトラブルでも深刻な事態になることもあります。 さてさて、そんな

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          中国のクライアントが数百元をケチったのを見て、Appleストアに近づくのをやめたお話

          今日、妻からランチに誘われました。 以前の教え子が来ているので、一緒に会わないかと。場所は地下鉄で45分くらいの場所です。 でも、今日は参加しないことにしました。なぜなら、そこにはAppleストアがあるからです。そして昨日起きた小さな出来事から、今はAppleストアに近づくべきではないと判断しました。 何が起きたのか?わたしは日本語教師の仕事の他に、翻訳の仕事をしています。そして報酬は翻訳した単語の数に応じて支払われます。 昨日、その報酬が振り込まれました。しかし翻訳

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          ボランティアに参加するために手話を学ぶ中国人Sさんと話したこと

          中国人で手話を学習しているSさんとお話しする機会がありました。 Sさんが手話を学習するきっかけは、家族に聴力障害を持つ人がいたことと、ボランティアに参加したいと思ったからだそうです。 それで中国の聴覚障害者の実情とか、手話を使ってのコミュニケーションについて、Sさんにいくつかお話しを伺うことにしました。 まず、驚いたのが中国では聴覚障害になる人が大勢いるということです。子どもの頃に発熱などで風邪薬を飲み、その副作用で聴覚に障害がでてしまったというのは珍しいことではないそ

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          ミニマリズムへの挑戦:衣類を10着まで減らして気づいた3つのこと

          以前に何度かミニマルな暮らしに憧れていることを書きました。 そして衣類に関していえば、すでにこれ以上ないくらいミニマルにできていると思います。だって、Tシャツが5枚、半袖のシャツが2枚、ズボンは2本、そしてスーツが1着しか使ってないからです。 実は他にもまだ衣類を持っているのですが、捨てる勇気が持てなかったのでスーツケースの中に放り込んであります。その中には、今は必要がない冬服も含まれます。 恐らく11月頃に冬服へと衣替えをすると思いますが、その時に捨てるべき衣類がない

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          中国に住むわたしが突然アイスクリームに賞味期限がないことを思い出した件

          昔、イオンでアルバイトしたことがあります。担当は牛乳と冷凍食品でした。毎朝5時から牛乳を売り場全体に補充した後、冷凍食品とアイスクリームを補充します。 牛乳は賞味期限が短いものを前に、そして新しく入荷したものを後ろに補充します。それで仕事を始めた時点で残っている牛乳の数を把握し、必要な牛乳をバックヤードから持ち出して入れ替えていきます。 それに対して冷凍食品とアイスクリームは補充するだけでした。冷凍食品には消費期限があるので、本当は牛乳と同じく先入れ先出しの方が良いのです

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          言葉や映像だけでリアルな中国を伝えるのは無理だと思うお話

          わたしがよく使う言葉に「各种各样的」があります。 訳すと「いろいろな」です。 世界には本当にいろんなものがあります。お店に行けば様々なものが売られていますし、食べ物の種類も豊富です。 人だっていろいろです。 仕事柄、子どもたちや若者と多く出会いますが、みんな違ってます。 例えば、中国人の若者は日本のアニメが大好きだと言われます。 確かにアニメが好きな人が大勢いますが、好きなアニメはそれぞれ違ってますし、アニメ好きと言ってても声優推しだったりする若者もいます。アニメ

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          中国暮らし日本語教師が文系土方にキャリアチェンジしようと思っているお話

          中国で暮らすために日本語教師になったわたしは、日本語教師を絶対に続けたいと思っているわけではありません。 もし、日本語教師の需要がなくなったり、この業界では暮らせないと判断したときには別の業界で働こうと思っています。 とはいえ、わたしもすでにアラフィフです。身体を使う仕事は嫌いではありませんが、負担に耐えられないのではと心配しています。 そんなときに、この数ヶ月新規案件がなかった翻訳の仕事が舞い込んできました。6時間程度で終わる作業が2件、そして2時間で終わる作業が1件

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          真実の愛って何だろうと考えてみた件

          中国で真実の愛を見つけたという人の話を聞きました。 嘘か本当かわかりませんが、X(Twitter)では、数ヶ月に一度、真実の愛を見つけたために言動に歯止めがきかなくなってる人が現れます。 真実とか永遠の愛ってそうは簡単に見つからないと思っていましたが、そうでもなさそうです。 そもそも真実の愛とは何なのでしょう。 真実の愛とは利他的で、何があっても変わらない気持ちのことで、少しずつ強化されている関係なのではと思います。 ですから真実の愛に出会うのではありません。恋心を

          真実の愛って何だろうと考えてみた件

          中国の大学院で日本語講座の講師を受けることにした理由

          答えは簡単、不景気だからです。 IT土方って言葉があるそうです 良くない環境で、だれにでもできるような仕事を受けざるを得ないプログラマのことを指して使うスラングです。 もしそういう言葉があるのなら、わたしは日本語土方になるのかもと思います。会社から与えられる任務をこなすだけの毎日です。タスクをこなせば給料がもらえます。でも、このタスクがなくなったらどうなるのでしょう。 中国でも「労働契約書ってなに、それ美味しいの?」という状況からは改善されてきつつあるものの、外国人労

          中国の大学院で日本語講座の講師を受けることにした理由

          英国鉄道会社が一人の女性のために亡き夫のアナウンスを復活させたことを読んで思ったこと

          こんなポスト(Tweet)を見つけました。 まさに僕が思う英国らしい対応です。 たったひとりの婦人の幸せのために、ここまで配慮できるのが素敵です。 また、駅の利用者たちも、鉄道会社の対応に不公平だとか、効率が悪いとか言わず、これぞ英国式とか、これこそ正義とか思っているのだろうと想像したりしてホッコリしてます。 昔、読んだ本の中にイギリスの永住権(?)を持っている日本人がイギリスに入国したとき、年間を通してのイギリスの滞在日数が規定に達していないので権利が取り消されると

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