ゲノム編集を理解してもらうのは手強い【投げ銭の方法付き】
10月1日のいんやくさんの勉強会の前の、
ゲノム編集についてのリレー投稿です。
読んでください!!
リレー投稿 第1回 「ゲノム編集を理解してもらうのは手強い」(はざま-宮田すみこ)
ホリエモンと有機農業の若手の旗手が遺伝子組み換えについて話していた
「農業はもっと減ってもいい 大淘汰時代の小さくて強い農業とは?」というとても刺激的なタイトルの本を出版した久松達央さんが、ホリエモンと対談をしている動画が配信されているので、見て、感想を書きたくなってしまいました。
久松達央さんは、1998年に新規就農として有機農業を始めて24年、「小さくて強い農業」がキャッチフレーズの有機農業新世代で、新規就農者の旗手的な存在と私は思っているし、その方針に頷けるかどうは別として、注目もしているのです。
その彼が、団塊の世代が雪崩を打ったようにいなくなっていく10年後の農業を「Xデー」と表現するなど、農業を取り巻く現状分析では「ふむふむ」と同意することもあるのに、対談の最後の方で交わされた遺伝子組み換えに関する発言はびっくりなのでした。このnoteでは、そのことにも触れるので、最後まで読んでくださいね。
まず初めに、Xデーについて
「なぜ 農業人口がどうしようもないくらい減るのか」ということへの久松さんの意見は、的確で面白かった。
「自分も含めて人は変われないと思っている。だから経営は、人が入れ替わることによってのみ時代に対応できるだろう。個人経営が多い農業はプレイヤーが変わってこなかったから、時代に対応できていない。例えば、自分が高齢化するとともに、お客も高齢化して、やり方もそのまま同じという感じで、若い人を吸収してきていないんだよね。それに、農業だけじゃなく、個人経営の特徴なんだけど、所有と経営が分離されていない。経営が個人の資産形成になっている。所有と経営を分離して、次の人に引き渡していくということをしないと、せっかく成り立っている農業経営も継承できないで終わるだろう」なんていう部分は、周りの廃業や耕作放棄地の拡大の現状とオーバーラップして、我が事のように興味深深いものでした。
遺伝子組み換えは自然界の変異と同じ???
でもこのトークの最後がいただけません。そのパートのタイトルは「化学に対する忌避感が悲劇を招く」です。
そのパートでホリエモンが、農薬や化学肥料のことを、「昔はサリドマイドとかあったから、そう思う人がいることも分かるんだけど、このことは今は100%解決されているから」等の持論をひとしきり言った後に、「遺伝子組み換えっていうのは、自然界でも起きているんですよ。『いやそんなことあるわけがない』(笑)という人がいるけど、なかったら品種改良できないでしょう。進化もできないでしょう。それが、わかんないんだよね。」と笑いながらたたみかけると、有機農家の久松さんも「それが、わかんないんだよね〜」と相槌を打っていました。
いや〜、びっくり。
自然界で起こる「突然変異による遺伝子の変化」と、人間が遺伝子を触って起こす「遺伝子組み換え」は違うということは、「化学に対する忌避感が強い人」だけが言っているのではなく、厚生労働省も言っているのですが。。。。
それに、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」
(カルタヘナ法)というのがあって、遺伝子組み換え生物を環境に放出すると、他の生物に影響を与える恐れがあるという理由で、規制されています。
つまり、遺伝子組み換えは自然界で起きている突然変異とは違うから、厚生労働省も農林水産省も規制の基準を決めているんです。(※その詳しい内容は次回に。乞うご期待。)
有機JASでは遺伝子組み換え使用禁止です!!
それに、有機農家に直接関係のある有機JAS規格では、苗や種はもちろんのこと、田畑や作物に使う資材や加工原材料、食品添加物についても、遺伝子組み換え技術を用いたものは使用禁止です。
だから、ホリエモンの「遺伝子組み換えっていうのは、自然界でも起きている」という発言に対して、今をときめく有機農家の久松達央さんには相槌を打って欲しくなかった!!
何も情報公開されていないゲノム編集GABAトマト
それにしても、ホリエモンと久松達央さんの対談を聞いていて、ゲノム編集(遺伝子操作の最先端の技術です)の不安をわかってもらうことの難しさをしみじみ感じてしまいました。ゲノム編集食品を不安に感じる私たちは、根拠もなく「化学に対する忌避感」満載で反対している人??
いえいえ、ゲノム編集トマトの栽培方法も公表されていない、作られている畑も明らかでない、そもそも高血圧に良いとされるBAGAをこのトマトからとることは本当に体に良いのかもわかっていない、分からないずくめの食べ物に、不安を感じるのは当たり前でしょう。
全ての情報を開示して、化学的根拠をもって、不安がないことをしっかりと証明してください!
私は化学と科学が大好きなおばさんなので、是非にお願いしたい!!
熊本でのゲノム編集トマトは「研究目的の栽培」ではなく「商業栽培」なんです!!
日本初ではなく、世界初ですよ。
もや〜っと感満載のゲノム編集 だから勉強しましょう
みなさんも、「安全審査は要らない」と、栽培と市場流通を国が許可してしまったゲノム編集のことは、何回聞いてももや〜っとして分からないんじゃないですか?
「くまもとのタネと食を守る会」では、10月1日、そんなもや〜っと感満載の人のために、「OK シードプロジェクト」事務局長の印鑰智哉さんを招いて勉強会を企画します。
Zoomによる勉強会で無料です。
※「OK シードプロジェクト」はゲノム編集種苗・ 食品に懸念を感じた市民が立ち上げた共同プロジェクトです。
https://okseed.jp/aboutus/
勉強会に参加してください。
詳細は次回のnoteにアップしますね。
視聴 URL:https://us02web.zoom.us/j/82679080571
・参加無料
投げ銭の方法について
今回のいんやくさんを招いての勉強会は参加費無料、視聴URLからどなたでもご覧いただけますが、とても良い内容なので投げ銭という形で応援を、ぜひお願いします!! m(_ _)m
方法は3つあります。
方法1 銀行振込み
ゆうちょ銀行からお振込の場合 【記号番号:01780-0-172287】
他の銀行からお振込の場合 【一七九店 (当座)0172287】
まで、お願いします!
方法2 クレジットカード(またはPayPayや携帯キャリア決済)で、このnote記事を有料購入する
①このページを下にスクロールしていって、「記事を購入する」という緑のボタンをクリック
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③クレジットカード、PayPay、携帯キャリア決済の中からお好きなものを選択して、決済をお願いします。
※今回は有料記事部分には何も記載していませんので、購入後に読めるものが増えるわけではありません。ご了承くださいm(_ _)m
方法3 クレジットカードで、Amazonギフト券を送る(Amazon会員の方)
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(または、Amazonの中から「ギフト券 Eメールタイプ」で検索)
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