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【書評】心と頭が軽くなる 週はじめの新習慣 月曜瞑想【伊藤東凌】※瞑想以外にも、哲学的な示唆に感銘を受けました!

こちらの本から、印象に残った視点を紹介します。

無は、ゼロという意味ではありません。
自分は、頭の中だけの自分だと「一」、
まわりにあるものに気づくと「多(数)」になります。
そして、「多」が絡み合って「多」を超えたときに
「無(数)」になります。
             (中略)
そして、無になったときに、どうなるかというと地球上は全部つながっていることに気づいて「一」に戻るのです。
最初の「一」と最後の「一」は、全然違うものになっています。

「月曜瞑想」P143~144より

one   → many  → infinity
なんでしょうか!
無 は 無数、無限であり、 無=nothing ではない!

瞑想とは少し違うかもしれませんが、ここを読んだときは、
雷にうたれました。
しかも、誰にでもわかりやすい平易な言葉と文脈で
説明してもらっているので、読み返す必要もなく、
ページを淡々とめくることができるのもよいです。
作者はお坊さんでいらっしゃるので、
庶民に、難しいご説法をわかりやすく解釈していることに
お慣れなんでしょう。

ちなみに、瞑想をするときは、呼吸を意識することが進められます。
鼻の穴から入り、喉を通り、肺を膨らませ、しばらく溜まり、
そして、喉にかえり、口から抜けていく。
これを粛々と繰り返すと、確かに落ち着きます。
普段は意識しない、自分の身体感覚を取り戻しているせいでしょうか。

「自分」「自我」というと、精神的なものに感じますが、
瞑想をすることにより、身体もまた自己なのである
と再発見できました。

週に1回5分でよいから、他に惑わされず、
一の自分と向き合い、無の境地に達し、
そして、つながりをもった「一」を自覚していきましょう。


がんばろう。  ビッグになろう。


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