サプライズな忘年会 第1044話・12.7
「思っていたのとはちょっと違うけど、ま、いいか。美味しいものをじっくりと食べよう」と、改めて山田は心の中でつぶやく。
今年は3年ぶりに忘年会を開催することが決まったが、その幹事を山田が担当することになった。
「幹事か、やったことないけどどうするんだろう」さっそく山田は3年前に幹事をしたという先輩の太田に相談に行く。
「そんなに気にするな。適当に店の予約をして、みんなが払えるコースを選んで後は告知するだけだ。簡単だぜ」
太田はそういうと意味深な笑いを浮かべる。「先輩は簡単