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毒親と外見がそっくりな人に遭遇してフラッシュバックした話

私は機能不全家族で育った。特に母が苦手だ。
母は自分の思い通りにならないと、暴言のみならず、暴力に訴えてくる。私が最初から存在していないかのように無視するなどが当たり前だった。

そして、私がよく利用する郵便局にいちばん暴力がひどかった時期の母のドッペルゲンガーのように外見がそっくりな女性がいる。
当たり前だが、母ではない。

最初は外見からして、初見、暴力時のフラッシュバック。心臓がバクバク、ウッと首が詰まるように気分が悪くなり(私は母に首を絞められたことがあり苦痛が再現された)、郵便局から飛び出して逃げたかったがその時はなんとか手続きを終えた。

この郵便局に行くことをやめ別の郵便局に行くという方法もあったが、利便性がよい場所で避けるとても不便になる。腹を括って必要なときは行くことにした。

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昔、何度か母の職場に行ったことがある。母はやはり職場でも些細なことに腹をたてギャンギャンとまくしたてていた。私はこどもの頃から周囲に申し訳なく恥ずかしい気持ちになっていた。

しかし、郵便局に行くうちにその女性は母と違い静かで仕事が早いことに気がつく。
質問するとすぐ返答があり、説明も簡潔でわかりやすい。
「できる」「できない」がハッキリしており「こうしたらできる」も教えてくれる。他の人がすると手間取ることを、サッと終わらせてくれる。

その女性がいないと手間がかかり、今日はあの女性いないのか…と、ちょっと残念に思う自分もいて胸キュンな展開にはならないが、なんとも複雑なこの気持ち。

外見こそ母にそっくりだが、応対は真逆だった。
立場的に私は客に当たるので、その女性からすれば客仕様の接し方で、子に対する接し方ではないのだが、問題なく接することができている。

神が「母と外見がそっくりな女性がいても、安全な女性はいるんだぜ?」とわざわざ身近に遣わせたんだろう。と、思うことにした。

最近は問題なくその郵便局を利用している。
その女性がいても心臓もバクバクならないし、ウッと気分は悪くならない。

こうしてトラウマが改善されていくのかと久しぶりに実感した出来事だった。

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