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アダルトチルドレンと毒親育ちが劇的に増えた原因、対話ネグレクト

なぜ、アダルトチルドレンや毒親育ち、生きづらさを感じる人が増えたのかを、自分の経験と照らし合わせながら考えみた。

対話ネグレクトとは

私が考えた造語である。文字通り、対話を怠る。対話を無視するという意味だ。

探せば適切な表現や単語があるのかもしれないが、私はそこまで行きつかなかったため、この対話ネグレクトという造語を使用することにした。


毒親育ちが親に求めていたもの

毒親育ちが親に求めていたのは『愛情』というより『対話』だったのではないかと思う節がある。

ネグレクトはもちろんだが、過干渉もわかり辛いが一種のネグレクトだ。

過干渉とはこどもの欲求を無視して親の思う欲求を押しつけている状態だ。

第三者からは愛情に見えても、対話が消失しているためこどもの意思や感情を無視したネグレクトである。


対話ネグレクトが与える影響

対話ネグレクトは、雑談のような日常会話はあっても、互いの意思や感情を伝え合い一緒に考え答えを導き出していく対話はない。

子どもに対して親という権力を使った命令を行うだけ、もしくは親の決めた答え進むように子どもを誘導している状態である。

子どもが何を感じて考えているかを無視し一方的な命令を下し、失敗や達成できなければ『説教』『ダメ出し』『責任を子どもに押しつける』状態が続く。また、対話がないため、子どもは命令を達成しようと必死にあがいても適切な援助を親から受けることができない。援助どころかさらにトンチンカンな対応をされることもある。

結果、何をやっても自分はダメだと自尊心の低下、学習性無力感。そして自分の感じ方、考え方が無視されたため自分がよくわからない(何がしたいかわからないから他人にとにかく嫌われないように合わせる)という状況を引き起こす。

また、親すら自分を助けてくれないから、自分は助かる価値がないと、他人に助けを求められなくなることや、自暴自棄になってしまうこともある。


対話ネグレクトが起きる要因

両親が共働き、片親で夜も働いていて家にいないと言う状況は比較的わかりやすい。明らかに時間が足りないからだ。

わかりにくい対話ネグレクトは親が自分の意見はすべて正しいと思い込みが激しいことや、情報弱者であるがため最近の事情についていけず時代錯誤が強く今では非常識なことですら行ってしまう。

また、親自身が物事を深く理解できず形式ばかりこだわることや、こどもを有名大学に行かせて大企業に行かせれば勝ち組といった、他者への勝ち負けの道具としてこどもを使う場合もある。

親は「あなたのため」と言いながら、こどもを使って自分自身を満たしているのである。自分自身が満たされたいだけで、ありのままのこどもには無関心なのだ。


対話ネグレクトとどう向き合うか

親の立場なら、お子さんがいるならたくさんお子さんと向き合って些細なことでもお話ししてあげてほしい。お話しといっても聞くことが大切だ。彼ら彼女らの方が経験は少ないが無限の可能性を秘めている。聞いてあげてほしい。

自分自身がかつてこどもの立場であるなら、親を恨んでもいいし、許さなくてもいいので、自分の親はそういう人だと諦めた方がいい。聞き流してしまおう。その年齢になるまで続けてきた習慣は簡単には改善されない。それよりは自分が楽しい、幸せと感じることに目を向けてほしい。こどものときに親に横槍を入れられて出来なかった何かを再挑戦すればいいだろう。キミは無力ではない。手違いで幸せに気づく力を忘れてしまっただけの存在だ。ちゃんと幸せになれる。


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以上、機能不全家族で虐待を受けて育ったクマガイがお届けしましたʕ•ᴥ•ʔ


















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