楽しい時間を長く味わうには?
人生は案外短いかもしれません。
楽しい時間を出来るだけ長く味わうにはどうしたらいいんでしょうか?
私は、心を回復させる習慣を作ることではないかと思います。
病院で働いていると、80代や90代の方々と接することが日常です。
その影響からか、「80代、90代になった自分」が非常にリアルに想像できてしまします。
ケアをする立場として、
人生の終盤で、人がどう感じながら生きているのか
何が出来て、何が出来ないのか。
ずっと見ているので、他人事では思えないのです。
「これまでの人生や今をどう感じていますか?」
気になって時々聞いてみるのですが
「あっという間よ!もうこんな体になっちゃ何も出来ないわ…」
「あとは死ぬのを待つだけ」
と、辛そうに言う方もいれば
「長い長い、色んなことしました。十分楽しんだよ。」
「帰ったらまたお友達とおしゃべりを楽しみます。」
と、笑顔で言う方もいます。
この差ってどこから生まれるんでしょうか?
楽しい時間を出来るだけ長く味わうにはどうしたらいいんでしょうか?
人生を楽しんでる人は心の回復が早い
病気をすると、当たり前ですが辛い気持ちになります。
QOLの低下と呼ばれます。
治療の様子を見ていると、その後のQOLの回復に影響を与えるのは
病気自体の改善もあるのですが
何より心の回復の早さではないかと思うのです。
同じ病気、同じ程度の状態でも違いが生まれます。
心の回復が遅い人は、関わりを拒否されたり
ベッドから離れようとしません。
その間、衰えが進行し、QOLがさらに下がります。
心の回復が早い人は、自分がどんな状態であれ
動き出そうとされます。
それにより、出来ることが増えたり
助けてもらう方法を身につけてQOLが回復していきます。
心の回復させる習慣の有無
なぜ、心の回復に差が生まれてしまうのか
これは多くの人の背景情報を聞いて推測したことですが
私は習慣の違いにあると考えています。
心の回復が遅い人
家族など、人との関わりを拒んできた経過がある
口を閉ざしたり、不満が多い
趣味や楽しみ、日課がない
その他
心の回復が早い人
面会に来たり、支援してくれる人が多い
ありがとうと言われることが多い
趣味や楽しみを持っている
その他
心の回復が早い人の話を、家族や本人から聞いていると
これまで楽しんで来たんだな
と分かることがあります。
もちろん、無茶な生活の影響で病気になっている場合もありますが
そういった方でも、心の回復が早いと
病気の自分に対して寛容で、次のアクションを起こすのが早いです。
人生が楽しそうなのです。
私もいつか、病気になるかもしれません。
元どおりにはなれないかもしれません。
でも、どんな状態であれ
出来るだけ長く、最後まで人生を楽しみたいと考えています。
心を回復させる習慣|私の場合
そのために、心を回復させる習慣を身につける必要があります。
一体何でしょうか。
私もまだまだ研究途中です。
他の方の意見を参考にしつつ、自分で考えていくこと自体が
大事なのかもしれません。
参考までに、私のベスト4と具体例を紹介します。
1. 誰かとの共有体験を作る
仕事仲間と一緒にアウトドアを楽しむ
子供と虫取りや草取りをする
ポケモンカードの開封で盛り上がる
その他
2. そばにいる人を信じて頼る
自分に出来ないことを認めてお願いする
相手のいいところ、強み探しをする
「自分でやるからいいよ」と言う口癖を控える
その他
3. 助けてもらっていることに感謝する
感謝ログ(日記)を書く
ありがとうの先の具体的なことを、相手に伝える
職場を出来るだけ歩き回ってたくさん人の仕事の様子を見る
その他
4.一人の時間をゆっくり楽しむ
noteに自分の考えを書く
noteで他の人の考えを覗かせてもらう
バレットジャーナルにその日楽しかったことなどを書く
お気に入りの自転車で近所の川にチェアリングに行く
好きな香りのコーヒーを飲む
本を読む
読書ノートを書く
その他
何でも早くするのではなく
日常の一瞬、一瞬を
ゆっくり楽しみながら進む人生を
私は選びます。
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