子宮腺筋症は不妊の原因になる？

こんばんは(^ ^)クマです！

子宮腺筋症をご存知でしょうか？

不妊治療を開始して初めて診断された方もいらっしゃると思います。

子宮腺筋症は不妊の原因になるの？

そこが1番気になるところかと思いますので開設していこうと思います！

◎子宮腺筋症は不妊の原因？

子宮腺筋症では妊娠率の低下、流産リスクの上昇が報告されています。

子宮内腔の変形や内腔の蠕動の異常、子宮内膜の異常、子宮内腔の活性酸素の変化などが原因ではないかと考えられています。

◎子宮腺筋症合併妊娠のリスク

子宮腺筋症合併妊娠では流・早産、前期破水、胎児機能不全、帝王切開率の上昇といった産科合併症が増加するというデータがあります。

◎子宮腺筋症と診断されたら

子宮腺筋症と診断されたら妊孕能温存を希望するかどうかで治療方針が変わります。

温存希望の場合、子宮内膜症と同じような内分泌療法が行われますが、それだけでは限界があるのも現状です。

もし、子宮腺筋症が不妊の原因と考えられる場合にも腺筋症に対する治療が行われます。

腺筋症の部位が局所的であれば手術にて腺筋症核出を行うこともあります。

◎治療法

✳︎薬物療法

薬物療法ではGnRHアゴニスト、ジエノゲスト、低用量エストロゲン・プロゲステロン配合剤を使用していきます。

しかしこれらのお薬は排卵を抑制してしまうため、挙児希望がある方には使用しにくいものになっています。

また、ジエノゲストや低用量エストロゲン・プロゲステロン配合剤では、症状の改善が図れるものの腺筋症病巣の縮小効果は期待できません。

一方、GnRHアゴニスト療法では腺筋症病巣が明らかに縮小するので、子宮腺筋症合併の不妊女性ではこちらを使っての治療後に不妊治療を行うことも治療法の一つです。

✳︎腺筋症核出術

腺筋症を完全に摘出した場合の術後妊娠率は81.8%と言われています。

部分切除の場合、46.9%となります。

なので、術後は妊娠率の向上が認められると考えていいでしょう。

しかし、術後妊娠では子宮破裂、前置胎盤・癒着胎盤などの胎盤異常のリスクがあるも言われています。

切除範囲が広い場合、子宮破裂のリスクが上昇するため、出産時は帝王切開が選択されます。

腺筋症も不妊の原因になりますが手術を行うことで妊娠率は上昇します。

腺筋症の部位や範囲にもよりますが、気になる方は医師に相談してみてください！

本日もご閲覧頂きありがとうございます！

スキやフォロー励みになります！

是非お願いします(о´∀`о)