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染色体異常が原因の不育症に対する治療法

こんばんは(^ ^)クマです!

今日はすごく短くなってしまうのですが、、、

染色体異常が原因の不育症に対する治療法についてお話していきます。



◎治療法とは

均衡型相互転座やロバートソン転座などの均衡型転座がご夫婦どちらかにあった場合、さらなる流産を予防するために着床前診断(PGD)が実施されます。

しかし、この着床前診断は日本産婦人科学会で承認された一部の生殖補助技術施設でのみ実施されているため、どこの施設でも実施できるわけではありません。

たまに美容クリニックなどで、すごく高い金額で実施している施設もありますが、未認可の可能性が高いのでしっかり認可された施設での実施を検討しましょう!




◎着床前診断(PGD)

着床前診断は認可された病院でのみ行われています。

第三者施設の臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングを実施したのち、当該施設内倫理委員会の倫理審査および日本産婦人科学会倫理委員会の倫理審査で承認された症例に限定して行われます。

よって、かなりの段階を経て慎重に行われているものになります。


ご夫婦のどちらかに染色体転座を認めた場合、自然妊娠の生児獲得率は83%と言われています。一方で、年齢と流産歴がマッチした自然妊娠した方と着床前診断をした方では、着床前診断をした方の方がその後の流産回数を優位に減少させたが、生児獲得率は67.6%であり、自然妊娠した方の65.4%とほぼ同等であったという報告もあります。


染色体数的異常が原因と推測される反復流産や反復着床障害に対しては、着床前診断(PGD)の技術を用いて、数的異常胚をスクリーニングする着床前スクリーニング(PGS)という方法があります。まだこちらは臨床に導入されておらず、準備を進めている段階です。

今後の技術発展に期待したいところです。



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