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074 足はいつだって前を向いてるじゃん

ついに、本がホントに出来ました。

通常、ボクの場合「できました」は平仮名で書くのですが、今日はなんだか漢字にしたい感じ。

んなこと、どうでもええやーん。
しかも、どさくさに紛れてダジャレまで押し込んで、、、

というわけで、九条Tokyoの常連客や仕入れ先などと繋いでのインタビューを中心とした書籍『足はいつだって前を向いてるじゃん』ができました。
(今度は、やさしい平仮名気分)

最近、日本語表現の勉強をしたいなぁとつくづく思っています。例えば、これからやってくる梅雨だけでなく、雨を表現する言葉が日本語には幾つあって、それは方言によってどう異なるのか。世界中の言葉とも比較してみたい。
気になりませんか?
ボクは気になって、昼寝できません。。。

てな話は置いといて、本の話ですってばぁ。

SNS隆盛の時代に、なぜ本なのか。それも、デジタル版は考えずに。

古い奴だとお思いでしょうが、、、

本は1対1で語りかけてくるメディアです。書き手と読み手のコラボで生まれる共感。
この世界から「共感」という言葉が失われてどれくらいになるでしょう。
えっ、誰ですか、その本読んでも反感しか生まれないかもって、、、それにSNSだって、DMなら1対1だって?
でも、送った後で削除したりできませんよ。読書は1対1の真剣勝負、、、って、勝負しなくてもいいけど。

しかも、いつでも手元に置いておける。読みたい時に繰り返し読めます。読むたびに発見があります。
えっ、誰ですか、読み終わったらすぐメルカリで売っぱらっちゃうって、、、そういや『足はいつだって前を向いてるじゃん』では古書店も紹介してましたっけ。

しかも×2、本には装丁というアートがつきものです。文字とデザインの融合。この内容にはこの表紙なんだよなぁ、、、あるいは、予想を裏切られる逆の快感も。
えっ、誰ですか、デジタル書籍だってデザインされているって、、、でも背表紙はないでしょ?
表に背に裏に、どんだけ表紙があるねん。。。でも、多いことはいいことだ。断捨離よ、さらば。ミニマリスト、どっか遠くに消えなさーい。世界は多種多様性を求めているのだ〜!

しかも×3、ページをめくる時のあの音。ボクは深夜に、ページをめくる音が聞こえるほど静かな中で本を読むのが好きです。
えっ、夜は子どもを寝かしつけないといけないし忙しいって、、、絵本っていう親子を繋ぐ素晴らしい書籍もあります。最近のボクは家に帰って夕飯を食べたら、5秒後には寝てますが。

しかも×4、紙のあの手触り感。個人的には、ちょっとザラザラ感のある紙が好きです。砂糖もザラめが好き、って関係ないか。。。
ええっ、目が不自由な人には紙の本なんて、、、確かに。

この本の中で、生まれつき目が見えないテノール歌手の天野亨さんをタケガタさんがインタビューしてくれています。

天野さんはこう言っています。
「僕は目が見えたことがないので、目が見えないことで何が不便か、実は良く分からないんだよね」

こんな状況下だからこそ噛みしめたい言葉です。この言葉に出会えて、つくづくボクはこの本をつくってよかったぁーと思いました。

こんな状況下でも前を見つめているステキな20人あまり -- 日本ワインに日本酒づくり、有機農業やパンの食品ロス、限界集落を超えた挑戦、ユニークな映画に絵本に本屋さんなどなど。

あなたの足も前を向いているか、思わず確かめたくなる胸キュンのショートstoryが一冊に。

星の王子さまは、夜空の星を見上げれば、そのどこかの星の一つに、あなたの大切なバラが隠れていると言いましたっけ。

なら、ボクはまずうつむいて、足元を見つめようと言いたい。偏平足とか爪が反っているとかはひとまず置いといて、世界につながる大地に立っていることに感心しようじゃん。

えっ、いまは病気やケガでベッドに横になっているって?
それ、すごいじゃん。足は上を向いているってことでしょ。
足はいつだって前をむいているじゃん、どころか空を見つめているって凄い。
次は曲芸師にでもなれそう。

そうか、ボクはこの本をつくるために生まれてきたんだ!
な〜んてキザな言葉が言えたらいいのですが。

えっ、書いてるじゃん、って?
口にするのと手にするのでは、まったく違います。同じ言葉にするのでも、口にするとキザったらしいのってあるよねぇ。だから、作家と役者という別の職業があるんですね、きっと。

よーし、
『足はいつだって前を向いてるじゃん』
2冊目つくるぞー!

政府や都やIOCがオリンピックをどうしてもやりたいというのなら、ボクたちはココロのオリンピックをやりましょう。記録なんて競わなくていいから。
どれだけ前を向いているか、それを確認し合うだけでいいから。
いや、今はうつむいていてもいいんです。
ほら、うつむいた目に映る足は、いつも前を向いているでしょ。

『足はいつだって前を向いてるじゃん』
税込定価1650円(送料無料)
発送は、6月10日以降、お申し込み順となります。

◆お求めは、お近くの九条Tokyoか
下記から
https://kujotokyo.stores.jp/

あれっ?
九条Tokyoって、根津駅にしかないんじゃなかったっけ。。。




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