工藤啓

長男・次男・双子の三男四男のパパ。妻と共著『双子妊娠がわかったときによむ本』 NPO法…

工藤啓

長男・次男・双子の三男四男のパパ。妻と共著『双子妊娠がわかったときによむ本』 NPO法人育て上げネット理事長、ほか。

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  • 孤立する都市つながる街

    • 3本

    『孤立する都市つながる街』(日本経済新聞社、全労済協会「つながり暮らし研究会」)の出版に関する情報や感想など、著者、読者とともにこれらのテーマについて考え対話するためのマガジンです。

  • 衣食住本

    • 2本

    工藤啓と東藤泰宏の、本を巡る往復書簡です

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【双子生活】双子妊娠がわかった瞬間にパートナーが考えなければならない3つのこと

自分の人生に双子が登場するとは思ってもみませんでした。親族に双子が多ければ可能性を感じられるのかもしれませんが、まったくそんなことはありません。 僕が双子妊娠から出産のイメージは、『コウノドリ』5巻に最も詳しいレベルです。まったく情報がないので双子(多胎)についていろいろ調べてはみたものの、やっぱりうまくイメージができません。 それでも、いくつかのことは絶対にやっておかなければならないということは、振り返ってお伝えすることができます。 1. すべての家事・炊事・育児、契

    • 家にいたくない若者の夜の居場所をつくりたい - ふるさと納税で応援してください -

      夜の居場所、年間延べ1,000名の若者が利用昨年、ひとりの職員が僕に「夜の時間帯を空けたいです」と言いました。家にいたくない、家にいられない若者たちが、安心して過ごせる場所を作りたい。夕食を食べれるように、必要な食糧を持って帰れるようにしたい。「この時間帯にしか会えない若者がいるかもしれない」という想いから発せられた言葉でした。 昨年5月から毎週土曜日の夜、私たちは若者たちのために夜間帯の居場所「夜のユースセンター」を開設しました。昨年度一年間で延べ1,000名の若者が利用

      • ひとりの若者の期待から始まった公式戦参加というチャレンジと、一回戦敗退という現実

        やっぱり勝ちたかった理由勝負には勝敗があり、勝者と敗者の間には大きな違いがあります。それが「次」があるかどうか。 日曜日、たくさんの友人、知人の力を借りて、立川市市民体育大会サッカー部門の公式戦に出場しました。 きっかけは、ひとりの若者が一歩踏み出すために、「真剣勝負の公式戦の場」を実現させようというものでした。 結果としては、0-1の敗戦に終わりました。大きな怪我がなくホッとした部分はありますが、心のどこかで勝ちたかった気持ちが残ります。 それは勝負の勝ち負けよりも

        • サッカーをあきらめきれない若者に、もう一度チャレンジできる機会を創りたい

          サッカーボールを蹴る機会を失った若者たち小学校3年生で本格的にサッカーを始めて40年近く立ちました。小学校、中学校、高校、アメリカ留学中に、サッカー部に入り、NPO法人を立ち上げて20年経ったいまも、僕はボールを追いかける機会を持っています。 四人の男児もボールを蹴り、長男は水泳に絞り、次男と双子の三男四男はサッカーをしています。自分が愛したサッカーを続けられていること、子どもたちと一緒にボールを蹴って遊べる毎日が幸せです。 しかし、一歩外の世界を知れば、ボールを追いかけ

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          江口晋太朗 | SHINTARO Eguchi 他
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          小学生年代が入院することもある赤城少年院を訪ねて

          2023年9月21日、育て上げネットでは、寄付者の方々をお招きして赤城少年院スタディツアーを開催しました。コロナ禍前には年数回のツアーを開催してしましたが、昨年度くらいから徐々にツアー開催ができるようになってきました。 赤城少年院の法務教官、現場の先生方には大変お世話になりました。心より感謝を申し上げます。 小学生も入院する可能性がある少年院 赤城少年院は、主に10代前半など低年齢層の少年が、東日本から入院してきます。そのなかでも、「小学生」年代を受け入れることが大きな

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          ひきこもりと罪 時代の変化への反省

          新しい贈与論 - NEW GIFT THEORY - 「新しい贈与論」(一般社団法人新しい贈与論)については、代表理事の桂大介さんのTwitter(X)でよく拝見していました。サイトに説明と特徴が書いてありますが、結いや講、もやいのようなイメージはありながらも、相互関係の助け合いを外に開いていく形が、その新しさであり、コミュニティの醸成軸になっているところに興味がありました。 職員から、「新しい贈与論さまよりご寄付がありました」という話を受けて、「え?」と思いました。たくさ

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          子どもも若者も見ていくはずが、18歳から先が見えなくなってしまっている

          子ども家庭庁の動きは子育て中の身としてとても身近に感じて応援しているのだけど、R5年予算を振り返ってR6概算要求の時期でも、「若者」が全然入ってなくて、どうなるんでしょうか。 子どもも若者も一体化していく流れの認識だけれど、政策対象年齢15-39歳の若者の大半が、こども家庭庁関連予算の基本姿勢の資料では、18歳から先が右端過ぎて、スクロールできるのかと思いました・・・ 18歳の壁、ヤングケアラー、特定少年、いま夜の繁華街に居場所を求める「キッズ」など、18歳未満の子どもた

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          忘れてた誕生日

          先ほど、長男に「明日、誕生日だよね」と言われて、数時間で46歳になることに気が付きました。 相変わらず、子どもたちは元気で、大きな病気も怪我もなく、本日も一升近いお米が彼らの胃袋に流し込まれました。 食費の右肩インフレは留まることを知りませんが、現在のところは、外食しないとか節約しながらも、しっかりとご飯を作って、出せています。 昨年5月からスタートした「夜のユースセンター」や、少年院を出院した少年への食糧・生活用品の提供などの現場にいると、毎日のご飯が提供されることや

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          夜のユースセンター、本日も若者たちが

          本日の、夜のユースセンターもたくさんの若者たちが来てくれています。 難関国家資格を目指し、後に引けなくなって、当初の目的を忘れた若者の話はとても興味深かった。 それでもちゃんと先を見据えて勉強続けているなか、もともと来ていた友だちに誘われてきてからもう数か月、結構な頻度で遊びに来てくれています。 他にも、言葉にはしなくてもご飯が出て、ここで仲間になった人間に会いに、それでも経済的に苦しいため、交通費を預かっている寄付で出させていただいている若者。 最初は、交通費をなん

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          一日に炊くお米の量に触れたら、コシヒカリと恋の予感が届いた話

          若者のコメ離れがどんな状況なのかはわかりませんが、長男(11)、次男(9)、三男四男の双子(7)との生活で、お米の消費量が留まることを知りません。というか、右肩上がりの成長曲線、その角度が涙で見えなくなりそうです。 妻は小食(お米もそこまで食べない)で、僕は夕飯にお米食べますけど、朝と昼を食べないため、大人のお米量は知れています。 過去の記事を見てみたら、2020年8月に、5合炊きに耐えられず、10合炊きに切り替えたようです。 とは言え、一日に炊くお米は6合くらいかは始

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          困っているひとだけを探さない難しさ

          困っているひととつながる難しさ最近では、「受援力」という言葉も少し広がってきました。子ども食堂やフードバンクなどの取り組みがメディアで流れるときも、「本当に困っているひと」に知って、つながり、利用して(選んで)もらうことの難しさも添えられます。 長く生きていると経験のひとつやふたつありますが、困ったなぁというとき、友だちや知り合いに相談して解決したり、気持ちが楽になったりしますが、誰にも言えない、むしろ、近しい関係のひとたちだからこそ言いづらいこともあります。 困っている

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          児童館の夜間帯も開館の報道

          読売新聞にて、「厚労省、児童館を中高生にも開放する方針…ワイファイ整備・夜間開館に向け指針改正へ」という記事が出ました。 児童館は全国に約4300か所あり、厚労省は各自治体の児童館のうち、1か所以上を中高生に対応する施設にするよう求めるとあります。 制度上は18歳未満のすべての子どもたちが利用できるものの、実際には小学生を対象としてるケースが多いそうです。 夜間帯の開設を含めて、児童館の運営指針を改正するということですが、子ども家庭庁の設置後に閣議決定する「こどもの居場

          児童館の夜間帯も開館の報道

          働く支援が「就職一択」だった時代に動きが出ました。少しずつ政府・行政も変わっていきそうです。

          2020年の最期に! これまで就労支援と行っても、その成果(KPI)設定が正規雇用や週30時間以上の被雇用などでした。 本来はそのひとにあった仕事や働き方を一緒に考えて、その実現のために伴走するのが就労支援ですが、「雇われる」一択の成果設定により、就職のためのサービスに最適化してしまうことで、 決まった時間、決まった場所で、安定的に働ける条件にないひとたちや、さまざまな事情を抱える若者たちが排除、取り残されてきました。 育て上げネットでは、多くの企業、NPO、就労支援

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          クリスマスはサンタさんからのプレゼント、クリスマスイブは「自分だけの本」を選んでもらう #貸切本屋 がオープンします!

          自分で「選ぶ」ことを経験してほしい 若者や子どもたちを支える活動をしています。就労支援や学習支援だけではなく、さまざまな体験や経験をすることも大切にしています。 食事だけではなく、食糧や生活用品などもお渡ししています。しかし、私たちは、若者や子どもたちに自分で「選ぶ」経験もしてほしいと思っています。 さまざまな環境や機会を作る活動は、ときに「やる」か「やらない」かという二択になってしまいます。これは提供側のリソースの問題も大きいわけですが、やはり好きなものを自分で選ぶ経

          クリスマスはサンタさんからのプレゼント、クリスマスイブは「自分だけの本」を選んでもらう #貸切本屋 がオープンします!

          ゲームばかりやってないで!を越えて、そんなに好きなら自分の実力を試してきなさい!という企画を作りました。

          育て上げネットのみならず、若者や子どもたちを支援するNPOなども、「ゲーム」や「eSports」を通じた場を作っています。 私たちは「入口の目的化」と呼びますが、まずはいかに接点を作ることができるか。そのためのひとつの切り口がゲームです。 実際、就労や学習という目的性は、若者たちに否定されがちです。しかし、好きなことを見知らぬひととであっても、一緒にやってみたい。自分の実力を試してみたい。そんな気持ちで来てくれる若者や子どもたちは確実に存在しています。 また、学校の先生

          ゲームばかりやってないで!を越えて、そんなに好きなら自分の実力を試してきなさい!という企画を作りました。

          公立・私立を問わない定時制・通信制高校16校が並列で並ぶ、子どもたちのための進学イベントやります!

          2022年11月23日、育て上げネットでは、立川市子ども・若者自立支援ネットワークとして、「定時制・通信制高校等合同学校相談会」を開催します。 卒業後の進路、現在通っている学校からの転校や、再入学など、さまざまな学びの帰路に立つ子どもたちが増えるなか、膨大な情報から選択肢を絞り込み、一つひとつ丁寧に保護者、子どもたちが学びの場を見ていくのは不可能です。 それであればと、私たちは、一日でこれだけの情報を提供できるイベントを開催します。 ✅公立も私立も分け隔てなく同列に参加

          公立・私立を問わない定時制・通信制高校16校が並列で並ぶ、子どもたちのための進学イベントやります!