見出し画像

行くつく先は

色褪せていくキミとの思い出
LINEの通知音だけが存在証明
ナイショだけど本当はキミの
顔の造りも
雰囲気も
温もりも
指の長さも
表情の変化も
とっくに声も
忘れてしまっていたんだよ
だからもう思い出せなくて
思い出の場所に思い入れもなくて
待ち遠しかったはずの通知音も
なんだかもう面倒臭い
キミなんだか面倒臭い
なんなら軽く鬱陶しい
その音やっぱ鬱陶しい
嘘はついてないよキミは大事
大事な存在「だった」んだよ
ヒトの感情は必然的に流動的
維持する努力を怠れば終わる
維持する努力をしても終わる
出逢わなければよかったなんて
それすらどうでもいいほどに
下がりに下がったプライオリティー
そしてまた繰り返す
「気のせい」と「気の迷い」
「好奇心」と「執着心」
そして必ず辿り着く
「無関心」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?