くぼ英樹(改字中:元くぼひでき)

児童文作家 https://ohanashi.wixsite.com/kubo /「創…

くぼ英樹(改字中:元くぼひでき)

児童文作家 https://ohanashi.wixsite.com/kubo /「創作レッスン・つむあむ」https://ohanashi.wixsite.com/tumuamu /『カンナ道のむこうへ』小峰書店、『そうめんこぞう』岩崎書店など/ qvo@yahoo.co.jp

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すごいひさびさ。今書いてる原稿と、創作講義は「テーマ」についてと。

まあ、いつもひさびさなんだけど。  なんか来てないあいだに機能が変わってる。あれか、BRタグとPタグを正しく使えるようにしたんだな。日本語はBRタグを使って細かい改行をするものの、実はそれはひとつの段落、パラグラフなんだよねというのの実装。これは授業では「形式改行」と「意味改行」という言葉でやってる。形式改行を多く使うと読みやすさはあるけど軽くなる。緩急の使い分けにいいですね。 そういうことじゃなくて、ひさびさ。  さっき、一つ前の投稿で雑誌「日本児童文学」で創作時評始めま

    • 今年後半、創作時評を担当してます

      雑誌「日本児童文学」の今年後半、7-8月号、9-10月号、11-12月号で、児童文学の創作時評(高学年向け)をやってます。いま7-8月号が出ていて、来月次のがでます。 以下旧Twitterに書いたもののほぼコピペです。 7月に出てたものを今さら宣伝します。https://jibunkyo.or.jp/backnumber/backnumber-1504/… 雑誌「日本児童文学」23年7-8月号から3号、創作時評(高学年向け)とブックラックを担当します(掲載分の原稿は送付

      • 水瓶座なんです、と、書き直しについて

        今年はいろいろと星のめぐりが変わるんですって。 と、とつぜん奥様っぽく書き始めてみましたが、気づけばもう3月も終わろうとしていました。noteをほったらかしていますね。というかTwitterもほったらかしだし、やってることといえば、資料を読む・原稿を書くということです。 春から始まるだろうと予想していたお仕事ひとつ無くしまして、それはそれで心に引っかかりがあったのでちょっと穏やかな心持ち。そのかわり、夏あたりから半年ほど雑誌で「創作時評」を受け持つことになりました。児童文

        • すっかりnote忘れてました

          今回は雑記です。 最近いそがしくて色々あわただしい日々。年内はもうだめだなと思ってたけど、年度内が忙しくなってきました。 新しく変化したこととして、尾道市立大学芸術文化学部日本文学科というところの非常勤講師を引き受けまして、これが年4コマの特殊な講義。1コマのなかをいろいろな文芸の人が講義する、オムニバス授業。  おもしろいよね。一年かけてひとつじゃなくて、1つのコマでいろいろ学べる。俳句だったり漢詩だったり。漢詩は個人的にいろいろ本(平仄の本とか、『漢詩眼』という明治の頃

        すごいひさびさ。今書いてる原稿と、創作講義は「テーマ」についてと。

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        記事

          変わる刑罰によって:おはなしを書くこと10

          https://news.yahoo.co.jp/articles/1b6a89afcb135023bea85ecf0b85a177ac14d892 今日の速報ニュースで改正刑法が可決成立したとのこと。気になるところを引用します。 おはなしを書くこととしては、明治以来100年続いた名称が変わるのはかなり大きいのですね。しかも意味合いも変わる。施行は数年内ですが、そのあいだにいろいろと変更しなくてはならない作品や本が現れると思います。 まず意味合いが変わることが物語に大き

          変わる刑罰によって:おはなしを書くこと10

          出張教室「かんたん絵本をつくろう」in北広島町:おはなしを書くこと9

          ひさびさの投稿ですね。 2022年6月11日に、広島県の芸北地方、山県郡北広島町で絵本教室をやってきました(トップ画像は北広島町をGoogle earthで)。 北広島町に去年オープンした、北広島町まちづくりセンターに招聘していただきました。なにやら、9月4日にフェスタがあってその一環で子どもたちと絵本を作ろうというコーナーがあるようです。そのスタッフさん向けの講義でした。  ふだんから絵本の読み聞かせなど子どもに関わることをしていらっしゃるそうでしたので、絵本の歴史とか

          出張教室「かんたん絵本をつくろう」in北広島町:おはなしを書くこと9

          文末表現の「た」について2:おはなしを書くこと8

          こんにちは、くぼ英樹(筆名を一部漢字にしました。元くぼひでき)です。売れてない作家をやっています。ジャンルは児童文です(児童文学というほうが一般的です)。 創作論の8つめです。前回の続きで、Youtubeのとあるチャンネルから受けた大きな示唆から、小説や物語の文章についてよく質問される「文末表現」について考えてみました。  それをYoutubeチャンネルは「ゆる言語ラジオ」様で、この「た」について対談された6回の動画をリストにしてみました。できれば全部ご覧いただけたらと思

          文末表現の「た」について2:おはなしを書くこと8

          筆名についてお知らせ

          すこしだけ筆名をいじってみようと思いまして、くぼひできを「くぼ英樹」と一部漢字化してみることにしました。 というのも、なんかすごく吉運がよかったんです…

          文末表現の「た」について1:おはなしを書くこと7

          こんにちは、くぼひできです。売れてない作家をやっています。ジャンルは児童文です(児童文学というほうが一般的です)。 創作論の7つめです。今回はYoutubeのとあるチャンネルから、大きな示唆を受けましたので、それをリスト化したものをまずここに載せます。 チャンネルは「ゆる言語ラジオ」様 ここで最近(2022年1月)全6回で、日本語の「た」、いわゆる過去形と呼ばれるものについての談義がありました。  いろんな論文から参考例出したり、かいつまんで説明してくれたりといういつも

          文末表現の「た」について1:おはなしを書くこと7

          『そうめんこぞう』が電子書籍化されました

          夏のこわいお話『そうめんこぞう』(岩崎書店。絵・鈴木アツコさん)が、夏ぎりぎり8月30日に電子書籍化しました! 現在パッと見て扱っているのは以下の電子書籍サイトです。 Amazon Kindle 楽天 KOBO Yahoo!経由ebookjapan ebookjapan結局ヤフー ReaderStore 紀伊國屋書店Kinoppy BOOK WALKER music.jp honto Honya Club ヨドバシ.com DMMブックス HMV&BOOKS online

          『そうめんこぞう』が電子書籍化されました

          審査してきました:おはなしを書くこと6

          こんにちは、くぼひできです。売れてない作家をやっています。ジャンルは児童文です(児童文学というほうが一般的です)。 創作論の6つめ。今回は公募原稿の審査について。下読み選考視点でどう読んでいるかを書きます。 きょうは地元広島市の文化財団がやっている「市民文芸」という、隔年開催の文学賞の審査員をしてきました。 → https://compe.japandesign.ne.jp/hiroshima-bungei-2021/(サイト「登竜門」へのリンク)。 小さい賞です。応募

          審査してきました:おはなしを書くこと6

          場所の魔力:おはなしを書くこと5

          こんにちは、くぼひできです。売れてない作家をやっています。ジャンルは児童文です。児童文学というほうが一般的です。noteでは大人向けの話も載せました。 創作論の5つめ。今回は場所の魔力の話。 お話という媒体が出てきて、もっとも注力されているのはやはりなんといってもキャラクターですよね。これについてもいずれ書こうと思ってるんですが、今回は人ではなくて場所の話。 賞の下読みをしたり、本選で読んだり、教室での原稿とか読んでいると、キャラクターと物語(ストーリーの内容)にものす

          場所の魔力:おはなしを書くこと5

          初心者用、お話の構成。プロットとシーンのリズム:おはなしを書くこと4

          こんにちは、くぼひできです。売れてない作家をやっています。ジャンルは児童文です。児童文学というほうが一般的です。noteでは大人向けの話も載せました。 創作論の4つめ。今回は構成の話。 プロットが必要かどうか、というのは、創作関係の人の話に必ず出てきますね。小説創作サイトなんかでも盛り上がる話題です。 プロットが必要かどうかといえば必要なんですが、事前に作る必要があるかどうかといえば、条件があります。 作品によるし、人による。 のです。その人の筆力や調子、集中力、時

          初心者用、お話の構成。プロットとシーンのリズム:おはなしを書くこと4

          児童"文学"じゃなくてなぜ児童"文"なのか:おはなしを書くこと3

          タイトルで「あ、児童文学の話か。じゃあ、小説とかライトノベルとかポルノは関係ないね」と思われたかたは残念。じつは関係するのです。 こんにちは、くぼひできです。売れてない作家をやっています。ジャンルは児童文です。児童文学というほうが一般的です。noteでは大人向けの話も載せました。 創作論の3つめ。 わたしは名刺にも「児童文作家」としてあるんですが、なぜ「児童文学」じゃなくて「児童文」と、学がないことをしているのか。 と、わたしの肩書自体はどうでもよくて、じつはスタンス

          児童"文学"じゃなくてなぜ児童"文"なのか:おはなしを書くこと3

          初心者用、文章の書き方:おはなしを書くこと2

          こんにちは、くぼひできです。売れてない作家をやっています。ジャンルは児童文です。児童文学というほうが一般的です。noteでは大人向けの話も載せました。 創作論の2つめ。 地元広島で創作講座の教室をやっているんですが(自宅の「創作レッスン・つむあむ」と中国新聞文化センター。あと頼まれて出かけるなど)、受講生の人たちは概ね二つのタイプに分かれるんです。 読める文章を書く人と、読めない文章を書く人。 前者はいいんですが、問題は後者です。まず読める文章にしていかなくてはなりま

          初心者用、文章の書き方:おはなしを書くこと2

          書くことで大事なこと:おはなしを書くこと1

          こんにちは、くぼひできです。売れてない作家をやっています。ジャンルは児童文です。児童文学というほうが一般的です。noteでは大人向けの話も載せました。 創作論の1こめなので、書くことについて大事なことを。 あたりまえのことなのですけど、でもなかなか難しいという人が世の中には多いんですよね。これができるだけで才能のひとつです。 それは お話を書き上げること。完結させること。 あたりまえですよね。でも、なかなか書き上げることができないという人が多いんです。お話の最初だけ

          書くことで大事なこと:おはなしを書くこと1