すっかりnote忘れてました

今回は雑記です。
最近いそがしくて色々あわただしい日々。年内はもうだめだなと思ってたけど、年度内が忙しくなってきました。

新しく変化したこととして、尾道市立大学芸術文化学部日本文学科というところの非常勤講師を引き受けまして、これが年4コマの特殊な講義。1コマのなかをいろいろな文芸の人が講義する、オムニバス授業。
 おもしろいよね。一年かけてひとつじゃなくて、1つのコマでいろいろ学べる。俳句だったり漢詩だったり。漢詩は個人的にいろいろ本(平仄の本とか、『漢詩眼』という明治の頃の本とか、『詩韻精英』という詩語を集めた本など)を集めてやったりしましたけど、パズルみたいで面白いんです。それを学べるってのは、学生たちよラッキーだなと思ったりします。
 で、そのうちの4週分を児童文学で講義することになりました。作品を作ってもらうのが主眼なんですが、せっかくなので児童文学の大きな流れとか、現状だとかを知ってもらう座学要素も入れました。毎回レジュメを準備していくんですが、これ作るのもおもしろい。整理できますし、自分なりの解釈も込められます(じゃないと講義じゃないですしね)。
 課題は、ひらかなでお話を書くってことです。前段が漢詩だったので、真反対にしてもらおうと。小学生1年生が4月に読めるお話を考えてもらうってことで、ひらかなしか使えない。
 ひらかなしか つかえないので、こんなふうに ことばの くぎれる ところで、くうはくを いれる わかちがきっていうのを やってもらう ことに しました。
 言葉に大きな制約があると、ふだん習い性・癖で書いている文章を使えないから、自分の日本語使いというものに対して向き合うことになるんですよね。
 来週までに1回めの課題提出ですが、学生さんはちゃんとできますでしょうか。
 11月~12月までの4回を、これから毎年行います。

ほかにも変化があって、ある出版社にかけあっている作品が一応通りまして、出版がされるだろうということになったんですが、細かいことは言えないんだけど、1冊だとインパクト弱いよねってことで3冊本として出す話が進んでます。
 3、4年生向けで、現代ではない過去の話。ひとつめは江戸の末期ころですが、広義の時代小説といえるかなと思います。もちろん、小学生の中学年向けですからがっつりした時代ものってのでもないんですが(捕物帖なんかはできますけど、あれも高学年向けかなと思います。那須正幹さんがいくつか書いてらっしゃいますね)。
 ひとつめが江戸の末期として、ふたつめは今取り組んでて、これは遣唐使が始まったあたりの時代の話。平安時代でもなければ奈良時代でもない、西暦で言えば650年ごろだから大化の改新真っ最中のあたりですね。これの取材で来週ちょっとでかけたりします。
 あともうひとつを悩んでます。明治の話にするか、戦国期にするか、室町のころでもいいし、もうひとつ江戸末期の話でもいいし。もう少し考えようと思っています。
 3冊に共通したテーマがあって、それを書くのが楽しみでしかたありません。

総じて、お話を作ることを教えるというのと、自分の書いてるお話が進んでいる、という報告的な雑記でした。

がんばりまーす。

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