【自由研究の秋】 野草で自家製納豆をつくってみた(ビワ・アシタバ・ツワブキ)
屋久島生活での私の一番の悩みが、休日の過ごし方。
仕事の疲れを癒したいと思いつつ、何か休日だからできることがしたい。
でも遊びネタストックないし、山登りは頻繁には行けないし、読書とかも一日中はできないな。
悩ましい...。
考えた結果
そうだ、自由研究しよう。
我ながら名案すぎました。
秋といえば、自由研究じゃないの。
ということで、今回は!
「納豆好き(中毒者)による、納豆好きのための、自家製納豆研究」のレポートです!
野草で納豆は作れるのか?
先日の藁苞納豆づくり記事でも紹介しましましたが、納豆菌とは大豆のたんぱく質を分解する際に、納豆のネバネバと独特の香りを作り出してくれている張本人。そのネバネバには様々な特殊酵素が含まれており、我々人間の健康にも有益に働いてくれています。
また、納豆菌自体は枯草菌の一種であり 稲の藁に多く生息しており日本産の稲の藁1本に、ほぼ1000万個の納豆菌が芽胞の状態で付着しています。
そして藁だけでなく、納豆菌は自然界にはそこら中に付着しているんです。
「では、藁以外の野草で納豆はできるのか?」と疑問に思い、道端に生えている野草で納豆を作ってみることにしました。
野草納豆の作り方
⓪野草を探しにいく
①大豆を蒸す
②野草を煮る
③タッパーに野草と大豆を交互に入れる
④1〜2日寝かして発酵
⑤開いてみる
⑥食べ比べしてみる
⓪野草を探しにいく
家の周りを散策〜!
【ビワの木の葉】
【道端のツワブキ】
【道端のアシタバ】
①大豆を蒸す
今回は、蒸し器を使って約2時間。
※ラップをして蒸すと大豆の栄養と旨みが上記となって逃げないのでおすすめです!
圧力鍋使えば15分で蒸しあがります。
②野草を煮る
摘んできた野草を洗って準備します。
沸騰したお湯に、野草を入れ10分煮る。
★納豆菌以外は100°以上で止滅するため、菌を殺しています。
③タッパーに野草と大豆を交互に入れる
湯煎した容器に、野草と大豆が交互になるように入れていきます。
【ビワの葉】
【アシタバ(左)、ツワブキ(右)】
④1〜2日寝かして発酵
新聞紙やカカイロでくるんで、40度に温度を保ち、1日〜2日間発酵させます。
今回は、ポットの上に置いておき、蒸気で温めました。
⑤開いてみると...
うひょ〜〜〜〜!
ねばってるーーー!匂ってるーーー!!!
これは成功といっていいんじゃないか!!!!?
⑦食べ比べしてみる
んんんー!
んまいぞこれは!!?うまい!!!うまみが深い!!!
そして、それぞれの葉によって味も香りも全然違ったんです!
【ビワの葉納豆】
粘り ★★★
納豆臭 ★★☆
特徴 : 今回の3種の中では、一番納豆らしい納豆!笑 匂いも味もちょうどよく、生粋の納豆好きに受けそうなお味でした。
【ツワブキ納豆】
粘り ★★★
納豆臭 ★☆☆
特徴 : 「あっさり納豆」
納豆臭も癖も少なく、納豆が苦手な人も食べられそうな感じです!
【アシタバ納豆】
粘り ★★★
納豆臭 ★★☆
特徴 : 「ちょっぴり贅沢、洋風納豆」
匂いというよりも香りが高く、洋風な雰囲気がしました。
ということで、いつもの納豆タレに代えて、オリーブオイル&醤油&ビネガーをかけてみたところ、これがまた美味しいのなんの!!
サラダにしてもいいし、ワインと食べても美味しそうな感じ。
新感覚納豆、誕生の瞬間でした。
やってみて
この自由研究めちゃくちゃ楽しいわ。。
てか、大豆とそこらへんの野草できるから、1日1パックは必ず食べる身としては、超節約になるんですよ!
それでいて、市販納豆では味わえない納豆の新しい美味しさに出会えるし
微生物の力強さと愛おしさを実感できるし
自分が施したもので、人に「美味しい」といって喜んでもらえるし
一石二鳥どころじゃないわね..。
やられたわ..。
今後やっていきたいこと
「究極の納豆と食べ合わせを提案する!!」
屋久島に生える野草で納豆を作り尽くし、自分なりの究極の屋久島納豆を発見しようと思います。
それとともに、それぞれの納豆の個性にあった食べ合わせを考案し、全国の納豆好きの皆様に提案します。
ニーズないやろうけど、笑
屋久島のまだ見ぬ納豆菌に出会えるのを楽しみに、やってみよう!
ではまた!