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全社会議を経て。


私は現在、鹿児島に拠点を置いている創業110年の企業に務めさせてもらっている。

昨日は私が入社して初めての全社会議に参加してきた。初めましての人も多くいて、緊張をしていたのか人疲れをしたのが正直なところだ。

さて、全社会議での内容はどういったものだったかというと、これからの10年、ひいては100年にむけてMVVを打ち出したので、全社員に共有しますといったところだ。

さらっと言っているが、とても重要なものだと私個人は思う。社員1人1人に落とし込むと考えると、MVVの言語化は骨の折れる作業になったに違いない。確かに、それをするのが仕事なので、そうも言っていられないのだろうが。

何にせよ、私にとっては明確な指針を示して下さっているのは有り難い。会社がどの航路を辿ろうとしているのか、どうなっていたいかを明示することによって、様々な議論がそれを基に意思決定されていくからだ。

私個人としては、その会社に居たいのであれば、やはりそこに居るに相応しい人材にならないといけないと思う。就業規則の改定もあり、自由度高く働ける環境を用意してもらった。会社と従業員のwin-winの関係性を築いていこうという意向の表れや、創業来の長い歴史と遺伝子を残しつつ、変化にも対応していきたいとする不易流行の考えが代表のプレゼンから感じたことだ。

以前の記事にも少し書いたのだが、私は一応県外からの転職で今の会社に出会ったのだが、「こんな企業が鹿児島にあるのか」と驚くことばかりなのだ。外から入ってくるとそれがより分かる。言葉は悪いが、古臭い慣習のままの企業がほとんどだと思う。中小企業ならではのフットワークの軽さを逆手に取り、他にはない魅力を出していける強みが今の会社にはある。

会社が変わるなら、自分もそれに伴い変わる。

良くも悪くも、私はまだ会社の中では新参者であり、最年少という立場。これまでの歴史を理解しているわけではない。だからこそ、違った視点からの見方は出来ると考えている。既存の良い部分は残しつつ、惰性の部分は大いに変えたい。それが回り回って働く従業員をラクにし、ひいては会社の目的に沿うものであるなら、やらない手が見当たらない。

どういう巡り合わせか分からないが、本当に拾ってくれたこの会社に、私なりの価値を提供したいと思うばかりだ。

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