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リーダーシップ 新装版―アメリカ海軍士官候補生読本

リーダーシップ 新装版―アメリカ海軍士官候補生読本 https://www.amazon.co.jp/dp/4820119168/ref=cm_sw_r_awdo_navT_g_ZXTVN2ZEWCWTVNJ9AAW4

今、上司の人、これから上司になる人には是非読んで欲しい名著というかマニュアル本?第二次世界大戦直後のアメリカ海軍の本で「上司と部下は民主的な関係を築きなさい。ただし、いざと言う(

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人新世の「資本論」

人新世の「資本論」

現代の環境論争に対して、マルクス主義の新解釈をベースに反論だけでなく、代案まで提示してて面白かったし勇気あるな、と感心した。サラリーマンとしては、色々反論もあるけど、年も近くて精神的・知的刺激を貰った。

売れてるだけあって面白かったのでオススメ。

サラリーマン的な反論について深掘りすると、株式会社は継続的な成長を至上命題としている訳で、著者の言う価値の増大=成長とするならば、その点は折り合いが

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本紹介#2 ファスト&スロー

本紹介#2 ファスト&スロー

○概要
・著者 :ダニエル・カーネマン
・訳者 :村井章子
・発行所:早川書房

○紹介
・人間の生理的な思考プロセスを多くの具体的実験によって体系的に読み解く努力を続けた行動経済学者による解説書
・人間の持つ、遅い思考(熟考)と早い思考(直感)
・騙されやすい早い思考は、でもやっぱり正確な局面もある
・補正するはずの遅い思考も感情に左右される
・要は思考の癖と使い処を知っていることが肝要
・特に

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本紹介#1 春にして君を離れ

本紹介#1 春にして君を離れ

○概要
・著者 :アガサ・クリスティ
・訳者 :中村妙子
・発行所:早川書房

○紹介

2年前から、「趣味は?」と聞かれて「読書です」と答えることにしている。

すると、(社交辞令としての会話が続く前提で)、次に「どういった本を読んでいるの?」といった問いがとんでくる訳であるが、ここでの(会話を盛り上げる、という点での)最適解は、如何に人口に膾炙しているエンタメ作品を答えられるか?に

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