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「やり抜く力GRIT」カンサイ“経営学”サイコウvol.1

 本日カンテレHRアカデミープレサイトをオープンしました。本アカデミーを担当させていただく大島直彰と申します。http://ktv-hr.com/

 このブログでは、“経営学”をメインテーマに学問としての成り立ちから理論や理論が成立した背景、理論の進化進展などをカンサイ弁も使いながらわかりやすくお伝えできればと考えております。
まず第一回は、大島が経営学部生時代、初めて“経営学”的な視点から書き残した論文の、「はじめに」から

 『やりたい』じゃなく『やる』小武主将のこの言葉とともに神戸大RAVENSの快進撃は始まった。平成2年度(1990年)関西学生アメリカンフットボール秋のリーグ戦、それまで一部に所属するも万年最下位候補といわれ常に入れ替え戦、二部リーグ落ちと隣り合わせの位置にいた神戸大、この年の戦前の予想には、名前すら上がってなかったチームが、初戦、優勝候補の立命館に勝利をおさめ、伝統校の関西学院に創部以来初勝利、そして同じ国立大でありそれまでに3度の優勝経験のある京都大との国立決戦を迎えた。
 結局国立決戦は、予想外の大敗となったが、この年チームは、確実に大きな変革をとげたのである。選手達にやる気が漲り、過酷な練習をも楽しみ。長時間におよぶミーティングも苦にならなかった。4回生と下級生とのコミュニケーションも円滑に行われ下級生には、4回生についていけばいいという雰囲気ができていた。そしてチーム全員が優勝、甲子園を意識しそれに向かっていこうとしていた。 まさしくチーム一丸という形ができていたのである。この出来事は、集団において主将つまりリーダーがいかに大切な存在であり、またそれを助ける幹部、4回生がいかに重要であるかを物語っていた。一つ一つの行動、発言、その言葉が、下級生の行動に強い影響を与え、そのまま集団へ強い影響としてあらわれるのであった。  平成3年(1991年)11月、リーグ戦最終戦を終えた私は、その当時4回生の先輩から副将に任ぜられ、チームの中心になってチームを勝つ集団にしなければならなかった。そこで勝つ集団とは、いかなるもので、いかにしたらそうなれるのであろうか。そしてどのようなリーダシップが必要とされるのかを考え、そして実行してきたわけである。私は、ここにこの経験を踏まえそこにスポーツ自体の持つ意味アメリカンフットボールの持つ意味を考えつつ勝つ集団というものを考察して見るのである。(卒業論文より)

 改めて見なおすとなんか偉そうな書きだししてましたが(笑)、実は、副将になった直後のシーズンオフ練習で、右膝後十字靱帯断絶の大怪我、プレーヤーとして手術をするかどうか、また同時期に留年または大学院進学してコーチとして残るか、就職活動をするかどうか?葛藤、不安、悔しさ、様々な感情が交錯し悶え苦しんだ記憶、その一方で人、企業との出会いと縁に、人から受ける支援に助けらたから今があるのだと。そして「やりたい」じゃなく「やる」大切な言葉としていたことをふと・・・。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける:アンジェラ・ダックワース (著), 神崎 朗子 (翻訳)
本の内容紹介は、改めての機会にしますが心理学者であるアンジェラ・ダックワース教授の教えは「やる」「やり抜く」「やり切る」こと、その前提として「やりたい」レベルではあかんのや!そんな声をいつも聞いて生きてきたんだなと・・・。

 さて初回ブログに私事を描き続けるのも何ですが。9/1付けで関西テレビから出向、新規事業としてこの「カンテレHRアカデミー」を立ち上げるべく動き出そうとした、3日前の8/29 兄が急逝しました。幼少期の野球に始まり自分をアメリカンフットボールの世界に導いてくれた兄、いま思えば人生の一番身近なコーチだったと思います。
生きていること、出会い、縁、全てが有難いこと「カンテレHRアカデミー」を通していろんな方々の成長支援を!自分の人生をかけて「やり抜く」決意を新たに!しております。


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