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#353【経営は現金とキャッシュフローが命?】

わたしが、これまでの経営で
一番重視すべきだと感じているのは
なんだと思いますか?

社員?
お客様?

もちろん、大事です。

でも、一番重視すべきなのは、
現金とキャッシュフローです。

現金は、会社の血液です。
これが流れなくなると、
会社は倒産します。

たとえ黒字でも、
現金が無くなると、
黒字倒産となります。

=====

お金を回すには、
銀行との付き合い
非常に大事ですが、

銀行は、
業績次第で、すぐに
表情を変えてきます。

業績がよい会社には、
どんどんお金を貸してくれますが、

業績が悪くなってくると、
たちまち貸し渋りの
傾向にかわるのです。

だから、これからの経営者は、
銀行借り入れなどの負債は
できるだけ持たないように、

なおかつ、
会社の内部留保
手厚くもっておきましょう。

もちろん、内部留保を
厚くするには、
毎年の利益を積みかさねて
いかなければなりません。

そのためには、
「 粗利益の高い商売 」
していく必要があります。

現在は、正社員の人件費が
高く、材料費や燃料なども
高くなっているので、

労働分配率(人件費の割りあい)
を高くしないように、

そして、できるだけ
材料や在庫、
設備投資の必要のない、

商売や業種にシフトすることを
考えてみてもよいでしょう。


もちろん、現在の業態を
急激に変えることは難しいですが、

少しずつでも、
粗利益と内部留保重視の
経営に変えていくほうが
よいでしょう。

=====

よく、大企業の内部留保が
過去最高だとか、

社員や社会に還元しないで
企業がため込んでいると、
問題視されていますが、

それは、売上100億単位の
大企業の話です。

一般の多くの中小・零細企業では、
そんなに内部留保をため込んでは
いないはずです。

会社が法律を守らなかったり、
モラルに反した商売をするのは、
当然ダメなことですが。

倒産こそ、ぜったいに避けるべき
ことです。

社員とその家族、
そして取引先に、大きな
迷惑をかけることになります。

そして、経営者自身が
個人資産も家もクルマも、
一気に失うことになるのです。

そうならないためにも、
経営者は常に会社のお金の有無を
意識して、

なおかつ、
借入になるべく頼らない経営を
目指していくべきです。

これから起業して、
経営者を目指す人も、

ややもすると、
事業の内容や計画に
先行して目が向きがちです。

しかし同時に、
資本金や資金繰り、月々の収支計画を
しっかりと立てていきましょう。

経営はお金が命です。





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