#560【人の困りごとやニーズを商売にする】
商売の基本として
「 人の困りごとやニーズを
助ける仕事をする 」
ことがあげられます。
わたしたちが普段、
あまり意識していない
ことかも知れませんが、
自分のやっている仕事や
業務が、それに当てはまるか
今一度、考えてみるのも
よいと思います。
逆に、これから起業しよう
という人は、
人の困りごとやニーズを
満たす業種や職種を
意識してみましょう。
=====
みなさんは日常で、
「 空気にお金を払う 」
ことはありますでしょうか?
たとえば、
スキューバ―ダイビングを
する場合や、
酸素カプセルを利用する
ときには、
利用料金を支払うことも
あるでしょうが、
通常は、普段吸っている
空気は無料ですよね。
それは、誰でもどこでも
自由に無料で
空気を吸うことが
できるからです。
これが、密室などの
条件下に置かれるなど、
「 空気がどうしても
必要になる! 」
となれば、
大枚叩いても
誰もがお金を支払うはず。
これが、お客さまの
お困りごとやニーズと
いうことになります。
モノの販売やサービスを
考えるとき、
ともすれば
自分の主観が優先してしまい、
自己満足的な商品を
提供してしまいがちです。
つまり、
自分が好きなモノやコトを
真っ先に考えてしまう。
そして、いざ販売してみると
まったく売れなくて
悩んでしまうのです。
「 こんないい商品が
なぜ売れないんだろう? 」
と。
でも、
お客さま目線で考えると
「 こんな商品はいらないし、
別に困っていない 」
ということになります。
そんな、ひとりよがりの
商売をさけるためにも、
まずは、
今やっている仕事が
本当にお客さまの
お困りごとやニーズに
寄り添っているかを
あらためて考えてみる
必要があります。
また、
そんなお客さまの
要望をリサーチして、
探し出すための
「 機会をふやす 」
必要がありますね。
=====
先日、
ある異業種交流系の会の
ランチ会に参加してときに、
ちょうど、夏向けの
新しいスーツを
イージーオーダーで欲しいと
考えていたのですが、
新入会員として
テーラーを営む方が
入会してきて、
名刺を渡して
挨拶に来てくださいました。
その後、すぐに
スーツをオーダーしたことは
言うまでもありません。
商売は、まさに
こんなタイミングと縁で
つながるものですね。
だからこそ、
会社経営している人
営業担当の人は
できるだけ多くの人と
会って話をしたり
名刺を渡して
自分をPRする必要があります。
もちろん、ネットやSNSも
大切なツールですが、
お客さまを待っている
「 クモの巣商売 」よりも、
こちらから営業をかけて
積極的にお客さまの
お困りごとやニーズを
拾って歩く
「 ミツバチ商売 」の方を
特にオススメしたいです。
=====
最近は、人材不足や
原材料・燃料の高とうで、
商売について
さまざまな工夫や努力が
さらに必要な世の中です。
しかし、
お客さまのお困りごとと
ニーズを十分に満たす
モノやサービスであれば、
多少高くても
買ってくれるでしょう。
日ごろから
マーケティングをしっかりと
意識して行なっていけば、
あなたの商売は
今よりもっと楽になります。
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