つぶやき

広島のお客様から頂いた『宮島上野』さん謹製の『穴子飯』、早速『家飲み』にて『白州』氷無しスタイルの『ハイボール』と合わせて食させて頂いて居る次第。
　此方の炭火仕立ての香ばしい穴子と焼きダレの染み込んだ最上の米が醸し出す味わいは恐らくは本邦随一の『穴子飯』に相違あるまい。『白州』を選んだのはこのモルトの持つ適度な『ピート香』と『ヴァニラ香』である。小生の経験から申してこうした特徴を持つモルトは料理と必ずマッチするのである。実際、『穴子』が放つ炭火焼きの香ばしい香りが『白州』の持つしなやかな『ピート香』とバッチリ合っていてこれはもう『マリアージュ』と申し上げてよい完璧なレベルに達しているのである。
　米は『ササニシキ』なのであろうか、其処のところはよく分からないが、餅米が加えられていることでモチモチとした食感が絶妙に獲得されている点で『宮島上野』さんの工夫は只者でないと思った。
　料理の一皿と合わせる時の『ハイボール』は『サンボア』さんではないが氷無しの常温に近い『ハイボール』が向いていることを記述しておきたい。此れは『日本酒』の場合と正しくパラレルである。香りの幅が広がることで料理と合う確率が高くなるという理屈なのであろう。
　『ハイボール』3杯を頂いたところで『穴子飯』が無くなった。最後に此方の添えている『漬物』が素晴らしいことを付け加えておく。完璧な『沢庵』と『奈良漬け』である。世の中に此の2種、特に『奈良漬け』程、ウイスキーに合う『漬物』はないことを『宮島上野』さんは知っていたのである。でったいにご主人が酒好きの人なのだ。更に言えば、小生が『穴子飯』を『アテ』にウイスキーを飲むことを予見しての『2種の漬物』なのであるのではなかろうか…   知らんけど。
 気が付けば、何とまだ20時20分ではないか！明日は祝日で小生は休み、こうなれば今宵はもっと『飲む』しかなかろう、今夜は『飲む』のだ‼︎              一了一　(2021年記す)

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