見出し画像

PASMO 2020年中にApplePay対応に

お疲れ様です。けいえすです。

昨日PASMOから、うれしいニュースが飛び込んできました。東京メトロユーザとしては喜ばしいニュースです。これでようやくiPhone6sの機種変更をする理由ができました。

PASMO、2020年中にApplePayへ対応します

パスも

すでに今年の3月にモバイルPASMOがサービスリリースされておりましたが、その時はAndroid端末のみで、iPhoneは未対応ということでした。モバイルsuicaのスマートフォン対応に遅れること9年、ようやくPASMOも時代の波に乗っかってくれました。

そこで、ふと疑問としてあがるのが

☑おさいふケータイでも電車乗れたよね?suicaだとApplePayでもGooglePayでも使えるし、モバイルsuicaのアプリもある。いろんなサービスがあるけど、何が違うのか??

と皆様思ったかもしれません。本日は簡単に上記疑問について、順を追って説明していきたいと思います。

             ◆ ◆ ◆

モバイル端末を使った決済サービスは一体何者なのか?

古くはNTTドコモさんがおサイフケータイというサービスをガラケーの時代から出していたかと思います。また、最近ではApplePayGooglePayなどのスマートフォンOS会社も独自のサービスを展開しています。さらに、モバイルsuicaや、今回のモバイルPASMOなど、多くのモバイル端末を使った決済サービスが出ていますね。

これら全て、基本的には同じものと思ってください。提供している会社やサービス内容が異なるだけど、基本となる仕組みは同じものを使っています。


それではどのような仕組みを使っているかというと、SONYさんのFeiCaという技術が使われています。

簡単に説明すると、FeliCaは非接触式ICカード技術であり、交通系ICカード(Suica、Pasmo、ICOCAなど)、電子マネーカード(楽天Edy,nanaco,WAONなど)で使われているものになります。ちなみにFeliCaとはカードやスマホに搭載されているICチップそのものではなく、ICチップの情報を読み書きするためのソフトウェアの技術になります。

また、日本ではごく自然に身近なところで我々は使っておりますが、グローバルでは「NFCタイプA/B」という規格が主流のため、ガラパゴス技術と揶揄されているのが実情です。しかし、2017年にiPhone7にフェリカが搭載されたことで、今後グローバルでの活用も期待されています。

             ◆ ◆ ◆

同じFeliCaの技術を使ったサービスであることはご理解いただけたかと思いますが、各種サービスで何が違うのか?以下簡単ではありますが、図解したいと思います。

ぺい

各端末と、アプリケーションの関係図を表しています。

まず端末によって使えるアプリが異なってきます。iPhoneであればApplePay、Android端末であればGooglePay、ガラケーであればおサイフケータイが基本となります。ただし、おサイフケータイだけはガラケーだけではなくAndroid端末でも使用することができます。

また、モバイルsuica/PASMOもiPhone/Android端末に直接アプリをインストールすることで使えますが、ApplePay/GooglePay/おサイフケータイと連携して使用することもできます。

これが何を意味するかというと、ApplePay/GooglePay/おサイフケータイペイメントサービスのプラットフォームであり、モバイルsuica/PASMO以外のサービスも使うことができるということです。(使われている方多いので今さらですけどね。)
※iD、クイックペイ、楽天Edy、各種ポイントカードなども使うことができますが、サービスによって使えるペイメントは異なります。

直接インストールしたモバイルsuica/PASMOアプリと、プラットフォーム上のモバイルsuica/PASMOとで、何が違うのか?使えるサービスが一部異なります。GooglePayとモバイルsuicaの例では、以下のような違いがあります。

比較表


             ◆ ◆ ◆

ここまでで、各種サービスの違いについて概略を理解いただけたかと思いますが、suicaは何年も前からモバイルsuicaがあったのに、PASMOは最近になってようやくリリースしたのか?ともう一つ疑問が沸き上がります。

これにはいくつか理由があるようですが、正確な情報はアップされていませんでした。推測ではありますが、以下のような理由で動きが鈍かったようだと思われます。

PASMOは27の鉄道事業者と33のバス事業者が加盟する「PASMO協議会」からPASMOの運営開発を委託されており、あくまでPASMOの意思決定には協議会の承認が必要となるようです。いわばPASMO全般の意思決定機関。

株式会社パスモは東京メトロ一社の子会社ではなく、各事業者が株主で共同会社であるため、開発資金分担やそれに伴う意思決定にどうしても時間がかかることが推測できます。

また、アプリ開発の難易度も Android<iOS と、iOSの難易度の方が高いからでは?という情報も出ています。

            ◆ ◆ ◆

最近はQRコード決済が注目されがちですが、元祖キャッシュレスサービスとして、suica/PASMOにも日本のキャッシュレス化推進に向けて頑張ってもらいたいです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?