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フリーランス転向しました。

久しぶりの日記更新。
noteを初めて、2年が経過して私の状況も大きく、変化しました。

コンサルを経験したのち、今の会社に今年入社しましたが、その会社を退職し、これからフリーランスとして生きることに決めました。

先週は、今年転職したばかりの会社の最終日。
自己記録としての意味にもなりますが、

なぜ、そんな早くに転職を決意したのかを書いていきます。

これまでの人生

決して胸を張れる様な経歴ではありません。
大学卒業後、最初に入った企業で覚えた経理を軸に複数の企業を経験し、外資コンサルを経て、今いる会社に6月に転職しました。

転職時には必ず目的をもって入社し、それが達成できれば、次に行くという、俗にジョブホッパーといわれるものに近いです。

決して計画的ですべてできているかというと、そうでなく、人に誇れるものは、よくいえば「行動力」ということだけでした。

しかし、今回の転職は、回数的にも年齢的にも骨をうずめる覚悟で挑戦しておりました。

転職後の苦悩

なので、何も入社して早々に、やめようと思っていたわけでもありません。そんな人はいないはずです。

では、なんで?と思うかもしれませんが、きっかけは入社して以降のちょっとした「違和感」からでした。

「違和感」とは、言語化しにくいのですが、今までいた環境との違いだといえます。

私の例でいえば、(※個人的な感想であります)
①未だに紙で印刷をしており、それを無駄や非効率的であると思っていない
②会議が目的になっており、参加する人数があまりに多い
③中途採用人数を確保することが目的になっており、採用後のフォローが全くない

それぞれ説明すると、
①②は、端的にレガシー産業だからだと思っています。時代に左右されることは多少なりともあるものの、時代の変革の波に乗り切れておらず、古き文化を踏襲し続けていることや、情報セキュリティを守れという割には、印刷しているものは机に置きっぱなしになっていたり、また、極端に会議の回数が多く、議事録も残っていないため、効率化ができていないだとか、交通費の精算を今だに紙でわざわざ印刷して決裁させている文化だとか

…というような今までいた環境では考えられないことが多く、「違和感」を感じざるを得ない環境でありました(私の個人的な違和感です)

一番大きい「違和感」は、③中途採用人数を確保することが目的になっており、採用後のフォローが全くない という点でした。

①②で上げた通り、会議がやたらと多いことからも、周りは常に机におらず、基本的には、放置される毎日。何をしたらいいのかと聞いても、

「そこにある資料を適当に見ておいて」
「会議に適当に参加して、聞いておいて」
「忙しいからあとでいい?」

こんなことが入社して2日目から続いておりました。

きっとみんな今が忙しいから、今できることに集中しようと思って毎日、自分なりのタスクを決めて、振り返りを毎日グーグルカレンダーに、日記として書き込んでいました。

日記は、自分の気持ちを客観視することができるだけでなく、

書き出すことで、脳は「これは処理済」ということでなんどもモヤモヤしないということを見たことがあったからです。

※例えば、私は元々人見知りなので、「〇〇さんに自分から1日5回は話しかけてみる」など書いてました。

最初はそれでどうにか気持ちも保っていたものの、入社して2週間目に、きづいてしまったんです。「違和感」に。

「あれ?これでいいんだっけ?」
「いつまでこれが続くのかな?」
「何のためにここにいるんだっけ?」

そう思い始めると、心もおかしくなります。

会社に行くことがとても億劫になり、行く前には必ずおなかが痛くなりました。

異変を感じたのは、7月初旬のとあるお昼時間。

外でご飯を食べていたときに、強いめまいと息切れ。

これは「戻りたくない」という強い体のメッセージなんだと自分を客観視。

その日のうちに、精神科に一度行くことを決め、お薬ももらいました。

限界になるまえには飲もうと思ってましたが、またこうなるのかと思い、自己嫌悪にもなりました。(以前にも無理を強いて精神を壊したことがあったので)

翌日から、メンタルを保つためにも、毎日、自身を勇気づける動画を朝、昼、夜空いている時間で見てました。この時は、中田敦彦さんのユーチューブ大学の自己啓発系を見て、心を奮い立たせてました。

そんなとき、中田さんの紹介している下記の本が出てきました。

八木仁平著
「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」

前に読んだことがあったのですが、
改めてこちらを読み直したいとそう心から思ったのです。


「やりたいこと」を見つけ方との出会い

「自分って何が好きなんだっけ?」
「自分の得意なことは何?苦手なことは何?」
「自分の価値観って何?」

36年生きてきている中で、自分のことが一番理解しているはずなのに、なんとなくでしか理解できておらず、わかっていることも言語化できていないから明確な”軸”がないし、なんとなく生きているような感覚を覚えていました。

この八木さんの著作では、そんな”自己理解”を明確なメソッド、体系立てられたロジカルな手法で解き明かすことが誰にでもできるというものでした。


自己理解に本気で向き合う

「将来安定した仕事をしなさい」
「地に足をつけたことをしなさい」
「好きなことで生きれるのは、特定の人間のみ」
「できることを伸ばすのでなく、苦手克服をしないとけない」

これらは私が”持っていた”古き価値観です。

しかし、改めて思ったのは、目先の「安定」でいることが本当にいいことなのか?

それは、長期的な「不安」につながるんじゃないか。

当たり前ですが、だれよりも自分のことを一番理解しているのは「自分」。

しかし、本当に今改めて問いかけたとき、自分のことって、知っているようで知らない知っていても、なんとなくという理解でした。

しかしこの本は、直感的にではなく、非常にロジカルに体系に沿った形で下記を見つけることに手を貸してくれます。

①大事なこと(価値観)=こうなりたい、こうしたいと思うこと
②得意なこと
(自然とできるが、他の人ができないことになぜ?と思うこと)※動詞
③やりたいこと(興味のあること)※名詞

これらをいくつもの質問を答えることで、
単語が出てくることや、改めて自分のことを知るきっかけになりました。
八木仁平さんのユーチューブチャンネルでも解説されておりますので、
気になる人はこちらから飛んでみてください。

公式1
好きなこと×得意なこと=やりたいこと

公式2
好きなこと×得意なこと×大事なこと
=本当にやりたいこと

私の場合は、下記の通りになりました。

大事なこと:自由に暮らす、家族との時間を大切にする、変化し続ける
得意なこと:効率化を考える、規律を守る、好奇心のまま行動し続ける、情報収集し、リスクヘッジをする
好きなこと:パソコン、AI、読書、海外旅行、料理、家事

自己理解を通じて「~しなきゃいけない」ことをするのでなく、「~したい」と思えることに時間を費やしたいと心から思うようになりました。

▽こちらも併せておすすめの本です。
「才能の見つけ方」八木仁平著

決断と実行

というものの、いざ、次が決まるかわからないという中で退職することは、すぐには決断できませんでした。

それは年齢、家族、次の仕事という、いわば「制約」というものがあったからです。

しかし、今いる環境でずっと働くことが、自分の価値観につながるものかは明確に違うということがわかっています。

言い換えれば、ここで働くことが将来につながるか、否かということです。

この仕事は自分のしたい未来に繋がることなのか?という問いを投げかけると、「そうでない」と明白に自分から返ってくるのです。

自分の本当にやりたいことに踏み出すのは、めちゃくちゃ怖い。
やりたいことがあって、そこに不安や怖さを感じているのであれば
「それがやりたいことです」というサインです。

https://www.youtube.com/watch?v=0h2K-kCjlgY


「健康第一に」
この言葉を常にかけてくれていたコンサル時代の上司の言葉。

当たり前ですが体を壊すまで仕事をする必要はないんです。本来。

なのに、日本人は特に、頑張りの精神が強く、「和」の精神が時には「同調圧力」として個人に襲います。

私も体のサインを無視して以前働き続けたことがありました。
最終的には、感情とは裏腹に、涙がとまらず、今まで楽しいと思えたことが、楽しいと感じることがなくなりました。

その経験があるからこそ、今思えるのです。
あの時の自分は、他人の期待と他人の目線を背負いすぎていた。しなきゃいけないに毎日が押しつぶされていて、自分の本来したいことに目を向ける時間さえなかった。

しかし今は違う。
本気で自分と向き合うことで、自分の本来したいことを見つけることができました。

「他者比較で生きるのでなく、自分視点で生きていきたい」
「今日の自分より明日の自分」

人には誰にも短所も長所もある。
会社に合わないことは、何も社会不適合者でない。単にその会社が自分に合わなかった。ただそれだけである。

短所は場所や環境さえ変えれば、いくらでも長所になる。

出来ることに思いっきりフォーカスし、できない事は潔く諦める。

憧れは、自己否定なんだと。

この言葉を常に意識しつつ、明日からも頑張ろうと思います。

退職してからの様子などは、別の記事にして今後ご紹介させてください。

私のような境遇の人にとって、少しでも勇気や支えになることができればとてもうれしいです。

キャリア相談や転職相談(ビズリーチなどの利用方法)含めて、ご相談も無料でお受けしますので、引き続きよろしくお願いいたします。


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