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7~8月はこんな本が出ました!


コンパクトデータ構造 実践的アプローチ

コンパクトデータ構造 実践的アプローチ
 ゴンザロ・ナバロ・著 定兼邦彦・訳
 ◎608頁・B5判・定価13200円(税込)
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魅惑的なアルゴリズムの世界を、特に実用性を重視して紹介!
150を超えるアルゴリズムの擬似コードを掲載した唯一無二の成書!
理論から応用例まで、幅広いトピック(ビットベクトル、数列、順列、木、格子、2項関係、グラフ、トライ、テキスト集合など) をていねいに解説した。研究者必携!


[絵でわかるシリーズ]
新版 絵でわかる樹木の知識

[絵でわかるシリーズ]
新版 絵でわかる樹木の知識
 堀大才・著
 ◎272頁・A5判・定価2640円(税込)
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樹木の姿から樹木の声を聞き、正しい手当で樹木を元気にしよう!
『絵でわかる樹木の知識』のカラー改訂版!
新しい科学的知見を加え、イラストとともに事例写真を掲載。樹木のボディーランゲージ=樹形や樹皮の正しい読み解き方と、樹木に関する正しい知識を解説。樹木の保全・管理はもちろん、街づくりや一般家庭の庭木にも役立つ一冊。


セラミックス科学 基礎から応用まで

セラミックス科学 基礎から応用まで
 鈴木義和・著
 ◎272頁・A5判・定価3300円(税込)
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セラミックスの奥深さがわかる!
機能の説明よりも、なぜその機能が発現するのかを理解させることを重視した。学生向けのテキストだが、末永く使えるおススメの一冊!


あとがき——「夏の七草」

春の七草や秋の七草は有名ですが、「夏の七草」もあるのはご存知でしょうか。

アカザ、イノコヅチ、ヒユ、スベリヒユ、シロツメクサ、ヒメジョオン、ツユクサの7種なのですが、春の七草や秋の七草に比べると、圧倒的に知名度がありません。列挙されている草のうち、ひとつも食べたことがないという方も少なくないでしょう。

この「夏の七草」は、アジア・太平洋戦争末期の1945年6月に、内閣情報局が広報誌『週報』で発表したものです。つまり夏の七草とは、本土決戦を控える国民に向けて内閣が提示した、「どこにでもある食糧」だったというわけです。
飽食の時代である今、この夏の七草が忘れ去られてしまったのは、自然なことなのかもしれません。

さて、この夏の七草のひとつであるヒメジョオンは、19世紀に観賞用として日本に持ち込まれた植物です。
可憐な白い花を咲かせる反面、驚異的な繁殖力を持っているため、在来種の植物の生育を邪魔する可能性が問題視されている、なかなか厄介な植物でもあります。

しかし、その繁殖力ゆえに、ヒメジョオンは日本のほぼ全国で見かけることができます。
河原や空き地はもちろんのこと、駐車場や道路脇にも生えているほどです。
6月から10月にかけて花を咲かせるので、今の時期、夏を感じるのにぴったりの花かもしれません。

とはいえ、今年は暑さのせいで、誰もがいやというほど夏を感じていると思いますが……。
早く「秋の七草」の季節が来てほしいものです。


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