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とにかく始めてみる 第4回 「自分を捨てる」

さて、突然始まった初の本「とにかく始めてみる」も今日で第4回となりました。
東京は天気がいいですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今日も残りの人生の最初の1ページです。
クヨクヨしてないでさっさとやりたい事始めていきましょう!

前回は「名前をつける」って事について書きました。
できれば作った日付や番号などもつけるともっとそれっぽくなってきます。
それっぽくなるという事はウキウキしてくるという事ですので
制作がどんどん楽しくなってきます。
作る時も楽しいですし、後から見返す時も楽しい。
ちょっと面倒かもしれませんが慣れちゃうといいことしかありません。

人生とは自分の物語を作ることです。

他と比べる必要は一切ありません。自分オリジナルでいいんです。
オリジナルというのはそのままでいいということです。
ユニークじゃないといけないなんてこともありません。
そもそも全ての人生がユニークです。何一つ同じ人生はありません。
どんなにつまらないような人生でも、それを面白く捉えるセンスさえあればそれは面白い人生になります。
つまり自分次第です。つまらないのは環境のせいでなくあなたの捉え方次第です。
どうにでもなります。真面目すぎるのはやめましょう。もっとギャグでいいんです。
つまらなければ「世界つまらない人生選手権最高峰の俺様の人生をみてくれ」
なんて言いながら弾けちゃえばいいのです。
公に晒したくなければ心の中でそんな感じで実況したりしてみればいいのです。
全て捉えよう。つまらない原因は他でもなく心にあります。

いつも前置きが長くなってしまいます。
でも仕方ありません。これが僕の書き方だからです。
流れや何を書くかなんて何も決めずとにかくキーボードを連打しているだけです。
その中で頭が「これだ!」と思うものについてどんどん掘って行くだけです。
前置きは助走期間なので必要です。

それくらい適当に書いている部分に僕の真意が眠っているとすら思います。

ですのでこれ以下の内容はクソかもしれません。
でも書きたいので書いていきます。
読んでくれているあなたに話すように書いてます。
あなたに向かって書いています。
これは書いているのではなく喋っています。
自分の中ではラジオです。書くときに1秒も考えていません。

考えたらつまらないからです。
つまらないことはしたくないので考えません。
シンプルです。いつもシンプルでないといけないと思っています。

はい、そろそろ本題に入ろうと思います。
「自分を捨てる」ということでしたね。
実は前置きは無駄ではなく、この事に通じています。
前置きは自分を捨てて書いているからです。
なんか意味わからないですよね。
でも僕は自分を捨てているんです。
本当はもっとかっこいい文章が書きたいです。
かっこいい言い回しやかっこいい比喩も使いたいです。
でもパッと思い浮かばないですし、
考えればできるかもしれませんが、面倒です。
なのでシンプルに思い浮かぶワードをポンポンと書いています。
だから書き進められます。
ここまで1200文字くらい書いていますが大体5分くらいです。
それくらいのスピードで書いています。
文字を書く人からすれば早くないかもしれないですが、
noteを始める前の僕からしたらあり得ないスピードです。
僕はかっこつけで見栄っ張りで気にしいなので、
とにかく何かを作るときはきちんとやりたいと思う人間でした。

でもよくよく考えると,それは何かを作るための愛ではなく、
ただ自分を良く見せたいというエゴでしかありませんでした。

それを突き通せる人はそれでいいと思います。
それはそれで素晴らしいことです。でも僕は辛かったのでやめる事にしました。
辛くてどんどん作れなくなり、作れない自分を自分で攻撃しているのに気付いたので止めました。
僕はもっと作りたかったのです。どんどん出したかったのです。
最高傑作を作ることが楽しいのではなく、
「作る、創る」ということ自体が楽しかったのだと思い出しました。

僕の中で芸術は見栄を貼る行為であってはいけないと思っています。
この制約の多い3次元世界で、人間社会で、自由になれる唯一の手段だと思っています。そうするとても気が楽になりました。
自分で作ったハードルが高すぎて苦しかったのが、
自由になり楽しくなりました。
小学校の休み時間の時のような気持ちになりました。
心から作るのが楽しいと思い出しました。
いつしか忘れていた気持ちでした。

何も始められない、、、と悩んでいるあなたはこの話を聞いて少し楽になったのではないでしょうか?
手取り早く始める前に完璧なプランを練ろうとしていませんか?
重っ苦しくありませんか?
そうすることが正義であり、硬派であり、美しいと決め付けていませんか?
決めつけは良くありません。
もっと楽になっていいんです。

楽になることはサボりでもなんでもありません。
作るための戦略です。作戦です。制作法です。

だから真剣に楽になって下さい。
もっと真面目にサボって下さい。
どんどん殻と縛りを打ち破って宇宙に突き抜けて下さい。
上も下もない空間で自由に踊ってみて下さい。

自分とはなんでしょうか?
それは考えていてはわかりません。

積み重ねていったものを後から振り返り見た時に
その残像が少し見える程度のものだと僕は思っています。

だから考えても無意味なのです。
とにかく作って作って積み上げて積み上げる。
後から自分っぽいものが少し見えてくる。
その時に「へぇ〜」といって楽しむ。

「自分」とはその程度のものでいいんです。

あんまり深く考え込みすぎないでください。
どんな崇高な僧侶さんだって完璧に断言なんてできないはずです。
何年も何年も修行しても到底分かり得ないものなのです。
そんな事に凡人の僕やあなたが真剣に悩むのは逆に笑えちゃいます。
今日以降バッサリとその考えは捨てましょう。
無理かもしれません。人間とはそういう生き物です。
そーゆー時こそ作るんです。行動してみるのです。
作ってる間は何も考えなくて済みます。
考えすぎることは癌とよく似ています。
僕は2回も癌になった経験があるので少しは分かります。
どんどん思考が増殖して正常な判断ができなくなります。
だから深みにハマりそうだったら逆にすぐに行動してそれを防ぎましょう。

どんどん作ると自分では情けないほど「下手な」ものができるかもしれません。
でもそれでいいんです。
その時に大事なのは、「決してボツにしないこと」です。
前回の通り「名前をつける」をしてあげて下さい。
そして保存して次に行って下さい。

まず「下手だ」と思っているのはあなただけです。

自分の見える世界はとても狭いです。
思い込みでしかありません。
あなたが好きなものを嫌いな人がいるように、
あなたが「下手だ」と思っているものを「良い!」と思う人が必ずいます。
必ずです。
なので絶対に自分の視野だけで判断して捨てないでください。
それはあなたの破片です。細胞です。分身です。
自分自身です。なので愛してあげてください。
愛せなければそれでも良いですのでせめて名前だけはつけてあげて下さい。
これから積み上げていく歴史の貴重な1シーンです。
捨てないで面白がってあげて下さい。

パッと作ったから良くない。
ちゃんとじっくり作ってないからとか良くない。
そんな偏見を持って自分の作品を見てはいけません。
自分をよく見せたいエゴイストなあなたは「下手だからボツ」
と言って捨ててしまってるんじゃないでしょうか?
僕がそうでした。
ちょっと作り始めたところで
少しでもイメージ通りでないとすぐつまらなくなり、
いろいろな言い訳をして途中で辞めてました。
そのころは全然作品ができていなかったので満たされていませんでした。
どんどん作るのが楽しくなくなっていきました。
続けていくには楽しくないといけません。

良いものができるから楽しいのではなく、
たくさん作る中に良いものがひょっこり顔を出す「瞬間」が楽しいのです。

それがわかるとホームランみたいなものを作るのよりも
だんだんちょっとしたものを作るのも味があって良いなと思うようになります。
そこまでいくと何を作っても楽しくなり、
作ること自体が楽しくなっていきます。

あなたが羨むあの人もきっとその境地にいます。
「なんであの人はあんな名作をポンポン作れるんだろう。」そんな風に思うアーティストがいるとします、
でも当の本人は「そんな良い!?覚えてすらないわ笑」なんてことはザラにあります。
夢がないように聞こえるかもしれませんが、それが真実です。
その人は良いものを作る技術に長けているのではなく、
何を作っても良いとオープンなマインドで制作自体を楽しんでいるのです。
だから早いですし、たくさんの良い作品があるのです。

(厳しい鍛錬を重ねて注意深く、入念に、厳密に仕上げ
良いものを作る技術を磨きに磨いてる達人たちももちろんいます。
なのでこれは一概には言えませんが、そんな側面もあるので頭に入れといて下さい。これはあくまで何も始められないし続かない人のために向けて書いています。)

というわけで今日限り自分は捨てて下さい。
こうでなくちゃいけない、とかそんな堅いこと言わないでください。もっとオープンなあなたを見せて下さい。
自分の知らないところに自分は眠っているはずです。

自分について考えるのではなく、
行動の先に「自分のような何か」と出会えるその日を楽しみにしてみて下さい。

僕もまだまだわからないことだらけです。
こんなnoteを書くなんて少し前は思ってもいませんでした。
でも書いてみるとこれはこれで自分なのかなとも思います。
読んでくれてる人もちらほらいるみたいです。
勇気をもらったとか、参考にさせてもらってるとかDMを頂くこともあります。
そんな凄いことは書いていない自覚があるので恥ずかしくもありますが、
誰かの役になっているなら恥ずかしいけどどんどんやってみようと思います。

思い込みの自分を捨てて、どんどんまだ見ぬ自分を見つけたいと思っています。
楽しみですね。僕もあなたも、まだまだここからです。
積み上げていきましょう。味わっていきましょう。
余計なことは考えず、とにかく始めてみましょう。

ということで第4回は「自分を捨てる」という事についてでした。
次回はどうしましょうか。
まぁその時考える事にします。

さぁ、今日も味わっていきまっしょい!


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