中国人の距離感が分からない。路上で知らないおじさんとブッチュー?!

世界一周の旅~11日目 瀋陽(中国)


久しぶりに朝は10時くらいまで眠った。

廊下で話す中国人の声がうるさくて朝方二度くらい起きたけど、こちらも負けずに二度寝。

昨日まで2日間くらい体調万全じゃなかったけど、これで完全復活。


今回のホテルは25階。

けど、朝から晩まで騒がしい。


中国ではクラクションがほんと絶えない。


バスも車もバイクも自転車(ピロピロ鳴るのが付いてる)も、いろんなところから絶えず聞こえてくる。

この国では、自分の存在アピール、つまり周りへの注意喚起のために使うらしい。

もはや誰に対してクラクション発してるのか分かったもんじゃない。



本日も朝からBobワールド炸裂。

タオルだけ交換してもらおうと、廊下にいる掃除のおばちゃんに声かけに出て行ったBob。

なんと入って来たのは、Bobじゃなくおばちゃん本人。


私はベッドの中のまんま。


私「え?」

おばちゃん「え?」

後から入ってきたBob「入りたいって。



いやいやいや、おばちゃん「え?」なっとるじゃん。笑

なに自然な流れみたいな顔してんの。笑


でもさすがは中国人のおばちゃん。

すぐに気を取り戻してズカズカ部屋に入ってきて、水のペットボトルを補充してくれた。

さすが!


私はベッドに寝たまま、

「おかしーやろー!Bobも、動じないおばちゃんもおかしーやろー!」ってただただ爆笑して、ことは終了。

ほんとこの夫、朝から笑かしてくれます。


この↑写真は、私とおばちゃんが目を合わせたときの、私の視線。




8/15は終戦記念日。

Bobと黙祷して、終わってスマホ見たBobが「あ、ダメだ。日本の方角逆だ!」と言って再度黙祷。

ここ数日間、歴史に触れて回る旅だったので、終戦記念日が今まで以上に重圧に感じられた。



そう言えばこの旅中、一度もまだ日本人に会っていない。


ウラジオストックの初日に空港で日本人の男性に会ったけど、それ以来本当に会っていない。


そして瀋陽で初めて、まともに英語を喋れる人に出会った。

それはホテルのフロントのおねーさん。

スラスラってわけではないけど、これまで通ってきた中国やロシア(東側)では

“how much?“や数字の“1“ですら通じなかったんだから、もう感激。



印刷をお願いしようとフロントに行ったらうまく通じなくて、ねばってたら隣から日本語で声を掛けてきてくれたおっちゃん。

顔は中性的で、日本人か中国人か分からない上、日本語も訛りがなくペッラペラ。


どっち??って思ってたら、


Bobのスマホをのぞき込むBobとの距離感でわかった。

中国人はパーソナルスペースがないからだ。


バスに並んでて後ろ振り返ったら、

知らないおじさんが後ろから私の肩越しにバスの時刻表を見てて、危うくブッチュしそうになったり、

電車やバスの乗り降りでは体を張った圧迫がすごくて、

今日も後ろのおばちゃんが胸べったりくっつけて来てBobと肩でブロックしながら怪我しないように乗り込んだり。



その日本語ベラベラの彼曰く、瀋陽は田舎でパソコンが古いから対応できないとのこと。

急いでるわけじゃないので、次のホテルでお願いすることに。


話してたら名刺をくれて、日本語と韓国語ができる中国人の通訳さんだとわかった。


よし。中国で何かトラブルあったら、このおっちゃんに電話して通訳してもらおう。

これも生きる知恵!(?)




さて。

昨日の夜、目を付けた通りでお昼ごはん。

隣のおじさんと若いおにーさん(息子かな?)の食べてる、包みの皮みたいなのが美味しそうだったから二人に聞いたら、メニューにはないとのこと。

筆談してもらって追加注文した。


が。このお店のおばちゃんがめちゃくちゃな人で、個数間違えて作った食事をどこに運べば良いか分からなくてうろついたり、あげくの果てには会計のとき、金額間違えられたり。


「数が多すぎだよ!」とか、

「こっち(私たち)だよ!」とか、さっきの親子が助けてくれた。


私たちの注文したものが全て届いたのを見届けてから出て行ってくれた。なんて素敵な人たち!



満州事変の博物館へ。

本当に残念ながら今月末まで修理で閉館中。 

周りをグルっとまわって、「この壁の向こうの鉄道が歴史の舞台だったんだ…」とBobしんみり。

今は敷設し直して、哈大線の一部として使われているそう。

柵の中に手を突っ込んでなんとか撮った殉職者記念碑。

日本人の造ったものは、倒された状態で外に展示されていた。



満州事変博物館が閉まっていたので、予定変更。

バスを待ってるとき発見した、シルバニアファミリーの家みたいな木。

手入れされてるんだか、されてないんだか分かんない。

瀋陽の繁華街へ着きました。


マクドナルドの注文は、タッチパネルと電子マネー!

メニューも全然違った。


甘いもの飲みたいと入ったお店。

なぜかみんな日本好き!

入った瞬間、中島みゆきの“銀の龍“かけてくれて、店長さんの真ん中の女性が話しかけてきてくれた。

日本語はほとんどできなかったけど、翻訳アプリでお喋り。

もともと銀行員だったけど、ミルクティーが好きでジュース屋さんを始めたとか。

3年生のとき日本語を先生から教えてもらって、今は2歳の子供がいて、私と同い年。

中国の人って、ほんとバイタリティーある人が多いなぁ。

勉学に対してもストイックだし。

バイト(たぶん)の男の子。初音ミクが大好きなんだとか。

2曲歌ってくれました。

最後にパシャリ。

サービスでもう一つドリンクをくれた。

別れ際に彼女がほっぺにチュッてしてくれて、テンション上がった。


今夜のごはん。

「美味しいごはん作れます」って顔したおじちゃんだったけど、ほんとにものすごく美味しかった。

おばちゃんも感じ良いし声に張りがあって、気合いの入った人だった。

余ったものは明日の朝ごはんに。



今日はここまで‥♪


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