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ビジネスには戦略的発想が必要

「戦略発想してますか?」

これは私がソニーの企画チームに参加したときに、当時の上司が貸してくれた 元ソニー副社長 岩城賢さん の 書籍のタイトル です。

昭和54年初版の本ですが、今読んでもとても面白いですし、ハッとさせられます。

興味のある方はご一読ください。オススメです。
書店になくても図書館などにはあるかもしれません。
探して読む価値ありです。

◆戦略的発想って何?◆


こんな風に思っていませんか?

戦略的に発想したことなんてない...
戦略的に発想するってどういうこと?

もしこのように思われていたとしたら、思い出してみてください。

● 子供のころ遊んだり、ゲームをしたりしているとき、友達にどうやって勝てるか考えたり試したりしたこと

● 学生時代に部活やサークル(運動部に限らず)で勝つために必死で考えたこと

● ライバルがいる中、好きな人を落とすために工夫したこと

それが戦略的発想です。

ビジネスの中で ”戦略的発想” といわれると仰々しいことのように思えますが、こうやってみると、実はあなたも必ず戦略的に発想したことがあるはずなんです。

◆ビジネスには戦略的発想が必須◆


ビジネスにおいては、ほとんどの場合、競合やライバルが存在します。

「自分が企画した商品はオンリーワンだからライバルはいないよ」
と思っていても、よい市場なら必ずライバルが現れます。

市場の中で生き残るには、 ”勝っていく” あるいは、”負けないでいる” ことが大切になってきます。

そのために ”戦略的発想” が必須になってくるわけです。

ビジネスを成功させるには
「戦略8割、戦術2割」と言われます。

”戦略” と ”戦術” の違いについては、多くの人が様々な視点で解釈、解説していますが、大体において同じニュアンスで捉えられているようです。
以下は私なりの解釈です

戦略ーー文字通り「戦いを略す」こと、目標達成ための大きな道筋
戦術ーー「戦うための術」、日々の行動

戦略が8割という言葉が示すのは
勝利への起因は、戦術よりも戦略による効果の方が圧倒的に大きい
ということですね。

大事なことは、目標達成のための大きな道筋を考えろ、ということです。
それが戦略的発想です。

◆戦略発想してますか?◆


では冒頭の本の話に戻りましょう。
岩城賢さんの本では、戦略には2つの思考があると書かれています。

1.大局的に全体を見渡す戦略
2.状況突破を工夫する柔軟な創造の戦略

さらに、企業内においては、市場や社外に対しての対外戦略と、社内でそれを突破していく社内戦略も重要と書かれています。

(対外戦略と社内戦略の具体的な方法については、また機会を見つけてnoteの中でお伝えしたいと思っています)

戦略ってビジネスでは本当に大事なんですね。
そのために戦略的発想することを常に忘れないようにしましょう。

あなたが
必死に考えて勝ちとったこと、
工夫して突破したこと、

あなたが今までやってきた仕事の中には、戦略的に勝ちとった成功体験が必ずあるはずです。
そしてそういった成功体験があなたのリソースとして、必ずビジネスに結びつきます。

是非、そんな戦略的成功体験をできる限り思い出してください。
必ず今後の行動や成功につながります。


「戦略的に発想する」ことが大切です。

自分なりのやり方で構いません。
途中で戦略が変わっても問題ありません。

戦略発想でいきましょう!


もし、戦略的に発想したことなんてない、過去の成功体験が思い出せない
という方がいたら、プロコーチに引き出してもらうのもよいかもしれません。

必ず前進できますよ。


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