白神敬太(新規事業・商品開発プロジェクトチームコーチ)

「新規事業開発や商品企画ってどう進めるの?」こんな方にヒントをお届けできたらと思ってい…

白神敬太(新規事業・商品開発プロジェクトチームコーチ)

「新規事業開発や商品企画ってどう進めるの?」こんな方にヒントをお届けできたらと思っています。ソニーで商品企画と新規事業に携わった経験を社会に還元したい想いで(株)プリミスを設立。モノづくりチームを伴走支援する中で日々感じたことを綴ります。https://primis.co.jp/

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ソニーを辞めて新規事業開発・商品企画コーチとして独立しようと決めたワケ

はじめまして。 白神敬太と申します。 ソニー(株)で約25年間商品企画、新規事業に携わり、 100を超えるプロジェクトに関わってきた経験を 広く社会に還元したいという想いで 2020年、株式会社プリミスを立ち上げました。 企画マンとしてこれまで自分が経験したり考えたりしてきたこと、 そして今現在、新規事業・商品企画コーチ・コンサルタントとして お客様と一緒にプロジェクトを進めていく伴走型支援で活動していく中で日々感じたこと、 などを綴っていきたいと思っています。 記念すべ

    • リーダーに実践してほしい メンバーへの4つの承認#168

      新規事業開発やプロジェクトチームでは メンバーの士気、モチベーションを保つことが重要です。 リーダーの皆さんはチームのモチベーションをいかに維持していくかに 多かれ少なかれ頭を悩ませていることと思います。 今回の記事ではチームのモチベーションを維持するために リーダーに実践して欲しい4つの承認についてお伝えします。 |チームのモチベーションを維持するには 先日、プロジェクトリーダーとのミーティングで どうしたらメンバーのモチベーションを維持できるのか という話題があがり

      • 難しいは可能、不可能は割り切れ!~新規事業開発は難しいのがあたりまえ~#167

        元ソニー副社長 大曽根幸三さんの "大曽根語録" に 「難しいは可能、不可能は割り切れ!」 という言葉があります。 難しくて不可能なのか 難しくてもできそうなのか 新規事業開発は、可能か不可能かを判断し もし「困難でも可能」と判断したのなら 前に進む心意気をもって前進しましょう。 |新規事業は難しいのがあたりまえ 新規事業開発の場で議論をしていると 「そのアイデアは実現が難しそうですね」 というコメントをよく耳にします。 あるいは、企画担当者自らが 「XXXは難しいで

        • 自社視点から脱却しよう!~新規事業開発の資料作成のカギ~#166

          |その資料、自社視点になっていませんか? 日々、新規事業開発のサポートをさせていただいていますが 支援している企業様で社外向け資料を拝見する機会がよくあります。 そこには、ある共通の課題が見られます。 それは... ”ほとんどの内容が自社視点になっている” ということです。 例えば ・自社の技術の説明 ・商品の説明 ・自社都合に見える目的の記載 など。 ちょっと見返してみて下さい。 社外向けのその資料、自社視点になっていませんか? |自社視点は社外の相手の心に響

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        • 新規事業開発・商品企画開発プロジェクトのヒント
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          自己効力感を持とう!~新規事業成功の鍵となる自己効力感の高め方~#165

          皆さん、「自己効力感」という言葉をご存知ですか? 新規事業開発や商品開発プロジェクトチームにおいて 自己効力感を高めることは、プロジェクトの成功に大きく寄与します。 今回は自己効力感の高め方についてお伝えします。 |自己効力感とは?自己肯定感との違い 「自己肯定感」という言葉なら聞いたことがあるという方は多いはずです。書籍もたくさん出版されていますね。 「自己肯定感」は今の自分や過去の自分を肯定することです。 今の自分の ・好きなところ、嫌いなところ ・よいと思うところ、

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          ターゲットユーザーを明確にするコツ #164

          新規事業開発や商品開発において ターゲットユーザーを明確にするにはどうしたらよいか というご相談がありました。 今回はターゲットユーザーを明確にする 考え方をお伝えします。 |コンセプトのフレームワーク 以前ご紹介した 「コンセプトのフレームワーク」 覚えていらっしゃるでしょうか? コンセプトのフレームワークは 次の4つの要素で構成されています。 実は多くのプロジェクトで フレームワークにある「誰に?」に 該当する ”ターゲットユーザー” が 明確にできていない場合が

          はじめての新規事業開発~知識より経験が大切~#163

          新規事業開発のセミナー講師として登壇している身で こう言うのもなんですが、 新規事業開発は 「知識よりも経験が重要だ」 と私は考えています。 今まで多くの新規事業開発に関わってきた経験から そうお伝えするのですが、 今回はそれをふまえて 新規事業開発を始める最初の一歩として 3つのアプローチの仕方をお伝えします。 |新規事業開発は知識よりも経験が重要 新規事業開発のプロセスや進め方について 書籍やYouTube、セミナーなどでたくさんの知識を習得していても なかなか実践に

          はじめての新規事業開発~知識より経験が大切~#163

          朝日インタラクティブ「ツギノジダイ」に記事が掲載されました!~コンセプトとは?具体例から見るわかりやすさのポイントとつくり方の手順~

          2024年7月9日、朝日インタラクティブ運営の 「ツギノジダイ」からご依頼いただいた コンセプトについての寄稿記事が掲載されました。 「コンセプトとは? 具体例から見るわかりやすさのポイントとつくり方の手順」 ぜひ覗いてみてください。 記事はこちらから↓ コンセプトについて詳しく解説しています。 ご参考になれば幸いです。 朝日インタラクティブ「ツギノジダイ」には他にも私の書いた記事が 掲載されています。 過去に寄稿した記事の中にご興味ある分野がありましたら あわせ

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          プロジェクトは体制図を描くのがカギ #162

          先日、あるプロジェクトでメンバーの方から 「体制図って描いたほうがいいですか?」 というご質問をいただきました。 今回はプロジェクトの体制図は描くべきタイミングと そのメリットについてお伝えします。 |体制図を描くべきタイミング プロジェクト開始当初で チームメンバーがまだ2〜3名程度だったり 関係部署がまだほとんどないチームでは 体制図まで作る必要はないかもしれません。 しかし、チームメンバーの役割を明確にする必要がでてきたり 複数の関係部署ができてくるようになったら

          新規事業開発は楽しく進めよう#161

          新規事業開発のプロジェクトは楽しくないと進みません。 その理由と「楽しむ」ことの効果について 今回はお伝えしようと思います。 |新規事業開発を楽しむべき2つの理由 春からサポートを始めたいくつかの新規事業開発プロジェクトの キックオフミーティングが続いています。 新規事業開発を推進するにあたって プロセスや考え方などについて さまざまなディスカッションをメンバーと行っていますが、 その中で最も大切なことは「楽しいこと」だとお伝えしています。 「楽しむべき」理由は二つあり

          リソース(自社の技術・強み)の見つけ方

          企業が存続しているということは 顧客や市場に価値を提供していることを意味します。 自社が価値を提供しているということは そこに必ずリソースが存在するはずです。 まずは、自社にリソースが必ずあると信じましょう。 今回は、自社のリソースの見つけ方についてお伝えします。 |リソースを意識することの重要性 前回のnoteでは 新規事業開発の推進において 自社のリソース(技術・強み)を意識することの重要性 についてお伝えしました。 その目的は主に以下の2つです。 ●差別化や

          リソース(自社の技術・強み)を意識しよう!

          新規事業開発についてご相談を受けるときに 「御社の技術や強みは何でしょうか?」 とお尋ねします。 今回はリソースについてお伝えします。 |自社の技術や強みはなんですか? さて、冒頭の質問。 こう聞くと、こんな答えが返ってくることがあります。 「それが無いから困ってるんです」 「顧客から指示されたものを作っているので これといった強みはありません」 そんなときは 「では、これからいっしょに見つけていきましょう」 とまずお伝えします。 それでも担当者が 「見つかりますかね

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          AIが描く100年後の未来の日本

          |AIが描く100年後の未来の日本は? ChatGPT 4o すごいですね! みなさん、使っていますか? ニュースでもChatGPT 4oの話題がたくさん取り上げられています。 私も有料版を登録し、いろいろ使ってみています。 新規事業開発プロジェクトで、未来予測の話がよく出るのですが AIに聞いてみるのも面白いです。 また、AIによる未来予測の動画もYouTubeにたくさんあがっています。 GPT4oによるものかは分かりませんが、こんな動画を見つけました。 AIが

          失敗に敏感になりすぎてはいませんか?

          「新規事業開発での失敗事例を教えて下さい」 というリクエストを企業さんやプロジェクトチームの方から 受けることがあります。 また、セミナーのご依頼の際には 「失敗しない新規事業開発のコツ」 といったタイトルのご指定を受けることもあります。 今回は新規事業開発・商品企画を進める上で ”失敗する” ということの捉え方についてお伝えします。 |失敗と捉えるか、検証と捉えるか 新規事業に限らず 人は "失敗" にはどうしても敏感になりますね。 新規事業に失敗はつきもの 失敗は

          新規事業のテーマは無限

          新規事業のテーマについて悩まれる方は少なくないはず。 今回はそんなお悩みのヒントになるかもしれない ある動画をご紹介します。 |「東大×知の巨人たちの雑談」から知る技術の進歩 今回ご紹介するのは 東大の教授の方々が研究や技術について雑談されている動画です。 2年前のものですが、とても面白い内容で一気に見てしまいました。 「東大×知の巨人たちの雑談」 4シリーズ 全37本 37本ありますが、ひとつが7分くらいの動画ですので気軽に視聴できます。 興味のある方は是非ご覧くださ

          手持ちの手段から意味ある結果を生み出そう!~エフェクチュエーションとは~

          エフェクチュエーションってご存じですか? ”成功した起業家の行動を分析した理論” なのですが、 この理論が企業の新規事業開発にも応用できるので 今回ご紹介したいと思います。 |エフェクチュエーションとコーゼーション 先日参加したセミナーでこんな本が紹介されていました。 この考え方にとても共感するものがありました。 もともとは成功した起業家の行動を分析した理論なんですが 企業の新規事業開発にも応用できるので是非読んでみてください。 ここでは私なりの解釈でお伝えします

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