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「製造業のサービス化」について考えてみた(その2/3)

新規事業開発チームのご支援をしていて多くの場面で関わるのが
「製造業のサービス化」というテーマです。
前回に引き続き「製造業のサービス化」について考えてみたいと思います。


|お客様への価値提供


「製造業のサービス化」でサービス事業というものを考えるために
お客様への価値提供について深掘りしていきます。

前回のnote記事をご覧いただいていない方は
続きの記事になりますので是非ご覧下さい。


① 自社のどんな価値を
② どのような方法で提供し
③ どのような方法で対価をいただくか


お客様への価値提供を次の3つに分解して考察していきます。

今回は
② どのような方法で提供し
です。

|②どのような方法で提供し


【所有or利用】

お客様への価値の提供の仕方を大きく分類すると
・所有
・利用

の2つになります。

所有か利用かは
その所有権が誰にあるかで決まります。


これからは
モノの消費が所有から利用へと変わる」などと言われおり
この利用の仕組み自体を ”サービス事業”と呼ぶことも多くあります。

最近の潮流は
「所有ではなく利用だ!」と傾いていますが、
所有するのか利用するのかは「顧客がどちらを望むか次第」
というのが、私の意見です。


例えば、最近の車事情。
注目されているカーシェアリングは確かに便利ですし、
利用する人も急増しています。

が、やはり所有したいという人もまだ多くいるわけです。


一方で、これまで
「顧客が所有する形」
でのみビジネスを行ってきている場合

「顧客が利用する形」
での提供方法
ができないか?
と考えてみるのは一案です。

また
「顧客が利用する形」の方が
より顧客にメリットがあるのでは?

と探ってみるのもよい手です。

まさに、サービス化ですね。

前回お伝えしたように
お客様への価値は次の3つが想定されます。

・モノ(ハード/ソフト)
・権利
・労働

この3つの価値ついて
顧客が所有するのか、利用するのか、あるいは両方にするのか
を考えてみましょう。

サービス事業化やビジネスモデルのヒントになることがあります。
(ただし、労働はほとんどのケースが利用になります)

【提供方法と課金】


ここでひとつ大切なことをお伝えします。

それは
この時点で提供方法と
売り切りやサブスクリプションなどの課金の方法を
一緒にしてしまわないこと

です。


世の中サブスクリプションが流行りだから
サブスクリプションありきで考えてしまうと
他の内容とごっちゃになり、混乱してしまいます。


課金の方法については
次回の記事でお伝えします。


他の見解や考察があれば是非お知らせください。


次回は
③ どのような方法で対価をいただくか
について考えていきます。




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