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心理学検定キーワード第1章【原理・研究法・歴史】1.6-(実験法)

治験って参加した事ありますか?

今日からの5記事は1.2(心理学の研究法と変数)で出てきました

データ収集法のまとめになります。

本日は、5つあるうちの1つ目、実験法についてです。

実験的研究相関的研究に大別した時の

実験的研究に含まれるものでしたね。

みなさんは治験アルバイトに参加した事はあるでしょうか?

私は数回参加した事があるのですが

約1週間〜10日程、治験専用の病院に入って、モニターになります。

その期間は、起床、就寝、食事、採血、治験薬の摂取、お風呂の時間等

全てきっちり決められた生活を送りますw お泊まりです。

ただ、暇な時間が多いので、その間は漫画を読んだり寝てたり携帯見たりとか好きな事してていいです。

つまり、超絶楽なのですw

それで、謝礼が10万(8日程)なので良いアルバイトだと思います。

こんな話を何故するのかというと

治験薬を摂取する際の方法が今回のまとめの内容に入ってるからなのです。

まさに体験から来る具体例ですw

何でも経験はしてみるもんですなー。

では、本日もまとめの方はーじめていくぅー!!

→まとめ1.6(実験法)

実験法って何でしたっけ?

独立変数操作して、従属変数分析する方法でした。

そして、それは仮説演繹法による研究です。

ワードに対して、ん?っと思ったら1.1(心理学の科学的方法論)1.2(心理学の研究法と変数)を再度読んで確認してください。

メインとなる説明は

キーワードとして重要な2つの計画について抑えるところから。以下

①実験計画

②要因計画

です。まずは実験計画から


→実験計画と統制群法

当然ですが、思いつきで研究をする訳はありません。

事前に入念なデータの整理や、あらゆる条件を吟味したり、実際に得られた結果も余計なノイズがなかったかとか色々考えます。

ですので

独立変数(原因となるもの)操作をどうやってやろうか。

従属変数(結果となるもの)が純粋に独立変数(原因となるもの)から表れたものなのか。

剰余変数(独立変数以外の要因)の影響は無かったか?

などを考える実験計画(実験計画)が重要になります。

そして、実験法の基本になる実験計画

「統制群法」

と呼ばれる方法に基づきます。

統制群法とは?ですが簡単にいうと

実験群と統制群の2つに分けて、それぞれのデータを比較する方法です。

ここでさっきの治験の例が役に立つw

実験群=治験薬を実際に摂取するグループ

統制群=疑似薬(薬効のない錠剤等、極力影響を及ぼさないもの)を摂取するグループ

になります。

実際の治験では、参加者にはどちらの群に入るかは秘密です。

なので、治験薬を実際に飲んでるかもしれないし

ただの乳糖とかでんぷん固めた錠剤を飲んでるだけかもしれません。

え、それやったら実際に飲む方損じゃね?

って思った事がありましたw

ただ、そのリスクも含めて承知の上で参加している訳ですから仕方ないですよね。

治験薬ができることによって救われる人がいるんですから。


→要因計画

ここから説明する内容は、要因

独立変数の話をしているんだなと思っていただきたい。

結果としての従属変数については一旦置いてください。 

あくまでも従属変数結果であり

要因である独立変数次第です。

ですので

要因計画というのは

2つ以上独立変数の操作の影響を調べる事であり

要因に対して水準の数や、被験者内要因被験者間要因の選択が求められます。

ワードの確認を例をあげてやっていきましょう。

要因水準について定期テスト(英・国・社)の結果を例に考えてみます。

結果=定期テストの成績です。

要因=全体の勉強時間です。

水準=要因をさらに細かく分けた、英・国・社の勉強時間です。

このような実験スタイルを

1要因3水準の実験スタイルと呼びます。

もう一つ例をあげて説明します。

季節は秋でこれから本格的に冬に入っていく時に冬服の売行きが悪いと頭を悩ませている古着屋(店舗)の店主がいたとします。

色々考えた結果

服の配置場所服の分類要因じゃないかと思いました。

そして配置場所としては

・入り口付近

・店内中央メイン

・レジ付近

の3つを考え

服の分類としては

・ブランド品

・セール品

・小物類

のこちらも3つを考えました。

この時の実験スタイルは何になりますか?

服の配置場所分類要因は2

各要因につき水準は3

よって

2要因6水準のスタイルという事になります。

ポイントは水準は合計で換算するという事ですね。

さて、古着屋の例では

複数要因による複数水準の組み合わせが発生しますよね。

そして、様々な組み合わせによる特殊な効果が生じます。

その事を

交互作用といいます。

入り口ブランド品

中央セール品

レジ付近小物類の組み合わせを他と比べると

小物類の売り上げが大幅に上がってる!!

って感じですw

→実験は会議室で起こってるんじゃない!実験室か現場で起こってるんだ!

実験は専門的に実験室でやることもあるし

日常生活やる現場実験があります。

治験は専門的に治験の施設で行いますので、実験室でやるようなものですね。

現場実験の場合は、実験室での実験とは違い条件の統制がしにくいという事から

準実験と呼んで区別しています。

以上!

1.6(実験法)のまとめでした。

まとめノートは後日アップします。

少しでも理解できるよう、興味を持ってもらえるように工夫しながらこれからもまとめ頑張りますので

目に留まった方は是非、スキ!お願いします!!

長文にお付き合いありがとうございました。では次の単元で!















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