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郵便局をリノベした「蕎麦切りヤルダ」で、日常を忘れてほっと一息。

静岡県、磐田市。のどかな住宅街に車を走らせていると、まるでタイムスリップしたかのような、ひときわレトロな建物が現れる。

お店の名前は「蕎麦切りヤルダ」。古い郵便局をリノベーションしたお蕎麦屋さんで、レトロな外観や郵便マークの看板、くすんだ赤い郵便ポストが当時の面影を残している。

「準備中」の札がこれまた渋い。

ずっしりと重厚感のある引き戸を引くと、当時の郵便局を思わせる窓口と小さなロビーが広がっている。まるで映画のセットのようなレトロな空間に、ちょっとわくわくする。

窓口には、その日の蕎麦の産地が書かれた掛け札が。3種類から選べる蕎麦は、それぞれ全国各地の厳選された蕎麦粉のみを扱っているそうだ。

窓口の向こう側は、受付カウンターを再利用したカウンター席が。小さな窓口がそのまま残っていて、郵便局の面影が感じられる。

やわらかな日差しが降りそそぐ店内は、アンティークな家具やランプ、雑貨たちが並ぶ。忙しい日常を忘れてほっと一息つけるような、あたたかく落ち着いた空間だ。

蕎麦は絹挽き、玄挽き、粗挽きの3種類から選ぶことができる。こだわりのお蕎麦は全て自家製粉しているそうで、カウンターの後ろには製粉室があった。

この日は店員さんおすすめの絹挽きをいただくことに。絹挽きはみずみずしさがあり、つるんとした喉ごしと、口に入れた瞬間にお蕎麦の豊かな香りが楽しめる。

お蕎麦の種類によって、ざらざらとした舌触りのものや、噛めば噛むほど蕎麦の風味が楽しめるものもあるのだそう。食べ比べをして、自分好みの蕎麦を見つけるのもまた楽しそうだ。


まるでタイムスリップしたかのように、日常を忘れてほっと一息つけるお蕎麦屋さん。

静岡を訪れた際には、ぜひ行ってみてほしい。

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