如月ゆかり

気ままに備忘録。料理とお菓子と本が好き。 趣味で文章を書きます。 Twitter(@k…

如月ゆかり

気ままに備忘録。料理とお菓子と本が好き。 趣味で文章を書きます。 Twitter(@konomama0225)

最近の記事

雨と雪としもやけ

しもやけが治らない。 治らないというか、できて、治って、またできてを繰り返している。 もともと冷え性で、皮膚科に通って塗り薬をもらってみたり、重ね着や靴下の重ね履きをしてみたり、白湯を飲んだりと工夫はしてみたのだけれど、結局毎年のように指が赤くはれあがってしまうので、あきらめた。 しもやけはできるもの。私の冬はしもやけができてから始まり、春はしもやけが治ってから始まる。そういう気持ちでいたのだけれど。 2023年は比較的あたたかかったのもあって、毎年足と手の指にできるしも

    • 【読書記録】彼女が言わなかったすべてのこと

      読んだ記録を細々とつけていきます。 彼女が言わなかったすべてのこと / 桜庭一樹 桜庭一樹さんの作品を知ったのは学生時代。 少女七竈と七人の可愛そうな大人、赤朽葉家の伝説、荒野……、手に取って読んで、特にお気に入りの作品は自室の小さな本棚にそっと残しています。 図書館で桜庭一樹さんの作品を眺めていて、鮮やかな表紙に惹かれて借りました。 波間に届くささやかな声。何も起こらない波と波の間にいる時間。 主人公と中川くん、それから周りの人達とのそれはなんだかうらやましくて、ど

      • 【読書記録】祖母、ロンドンへ行く!

        本や漫画を読むのが好きです。 せっかくなので備忘録として残しておきたいと思って、忘れないように気まぐれに記録していきます。 祖母、ロンドンへ行く! / 椹野道流 著 X(旧Twitter)で拝見したことがあり、その時の文章がすごく楽しくて。販売を知ってから楽しみにしていた本です。 生き生きとした描写の中に、散りばめられた大切なこと。 まるで一緒にロンドン紀行に行けたような気分になる。紅茶やスコーンが好きな身としてはいつか本場のアフタヌーンティーを楽しんでみたいな、と思っ

        • はやく、おばあさんになりたい

          早くしわしわのおばあちゃんになりたいんですよ、と、私は思っています。 田舎に住んでいます。 のどかで、遊ぶところはほとんどなくて、小さいコミュニティ。職場などで色々話していれば、どこかで知り合いに行きつくくらいの。 結婚と子育てをして1人前とされています。 上司もそうなので、少し肩身が狭い。 「ある程度妥協して、選り好みしちゃだめよ。話の種に1回結婚してみたら?」 「早く出会いのあるところに行かなきゃ!」 「お金持ちの人と結婚しなよ~」 悪気なく、多分色々心配して、職場

        雨と雪としもやけ

          食べること、祈ること

          陽射しの濃さが揺らぎ、朝晩の涼しさが増した。 私が気が付いた時には、あっという間に10月になっていた。 昨年、8月のお盆終わりで仕事に行けなくなりそのまま退職しました。 今は派遣社員として事務員をしています。 派遣先に行きはじめて、丸々1年が経っていました。 私が住む地域は田舎ですが、派遣先はもう少し田舎になります。景色はとてものどか。 田舎特有の人の好さと、情報の知れ渡り方の速さ。家族を持つことが一番大事とされる価値観を、私はそっと眺めている。 良い事もあれば悪いことも

          食べること、祈ること

          ちょっと苦くて、やわく甘い

          夜の喫茶店が好きだ。まるで誰ともかかわりがないみたいに、ぽつんと存在している気持ちになる。 実際は決してそんなことはなくて、誰かと繋がっているし一人ではないけれど、まるで自分の周りに柔らかな繭が存在しているみたいに感じるのだ。 ベール。あるいは、絹のようなレースカーテンのような、柔らかな布がそれぞれの身体に巻き付いているみたいに。その布は私達を包み、護り、あるいは、その中にひとりで――あるいはふたり以上で――とじこもって甘やかに、苦く、切なく、楽しく、夜を過ごす。 私はそんな

          ちょっと苦くて、やわく甘い

          仕事に行き始めた話

          8月の中頃に仕事に行けなくなり、そのまま退職した私ですが、今月から仕事に行き始めましたので、備忘録代わりに書いておこうと思います。 何年かしたら、こんなこともあったなと笑えるかもしれないし、また同じことが起こった時に思い出して他の対処が出来るかもしれない。 前のnoteで仕事に行けなくなった話を書きました。 それはそれとして、良い経験でした。色々な相性が悪かったんだと思っています。 書いて消化した、というわけではありませんが一ヶ月半ほど前のことなのに、もう何年も前に起こった

          仕事に行き始めた話

          仕事に行けなくなった事を前回書いたら結構すっきりしました。 今日は面接。面接というか、面談…? 1日業務の体験をして考えることに。 贅沢を言ってはいけないんだろうなあ、と思いながら、ちょっと気になる点もあったりして。じっくり考えてみます。 焦っても良くないことは前回で身に染みた…

          仕事に行けなくなった事を前回書いたら結構すっきりしました。 今日は面接。面接というか、面談…? 1日業務の体験をして考えることに。 贅沢を言ってはいけないんだろうなあ、と思いながら、ちょっと気になる点もあったりして。じっくり考えてみます。 焦っても良くないことは前回で身に染みた…

          仕事に行けなくなった話

          自戒を込めて書きます。 私以上に辛くて苦しくて、泣きながらそれでも頑張っている方々が、どうぞちょっとでも心を落ち着ける日々が来ますように。 そして、今後の私の就職活動がなんとかなりますように。 朝起きて、お弁当を詰める。 化粧を施して、服を着替えて、鞄を持って、車に乗り込む。 あとは仕事場に行ってしまえば、だいたい何とかなる。 と、思っていた時期が私にもありました。 違和感を感じていたのは、いつからだっただろう。 仕事が憂鬱で仕方なくて、事務所開設当時からいるベテランさ

          仕事に行けなくなった話

          お茶を習い始めたこと

          私の中に憧れ、というものはたくさんあります。 やってみたいこと、見てみたいこと、習いたいこと。 その全てをやりたいけれど、なかなか出来ないまま過ぎていってしまう。 そんな中で、機会に恵まれて昨年の12月から月に数回の頻度ではありますがお茶を習い始めました。 ずっとずっとやりたかった。やりたいな、やりたいな、と思っていてからのこの機会を逃してしまっては勿体なさすぎる。そんなわけで、多少背伸びして頑張ってでもやる事を決めました。 「続くの?」「ほんとに?」「大丈夫?」 お友

          お茶を習い始めたこと

          何処かに行きたいまま生きている話

          こりずに自分のことについて書きます。 もやもやしているから何か書いてみたら気分も変わるかな、と思って。 私はどんな人かと言われて、恥も外聞(あってないようなものだけれど)も投げ捨てて言うなれば、【自己肯定感が低い人】というのが正解だと思う。 私という人間を詳らかにしてみれば、自分に自信の無い女が存在している。 思えば子供の頃からコンプレックスの塊だ。 太っていたし、要領な悪いし、人は怖いし、私なんかがと周りと比べてはびくびくしていた。 けれど、仲良くしてくれる人や気を許

          何処かに行きたいまま生きている話

          誰かを好きになる、ということ

          以前、愛と恋について自分がよく分かっていないという趣旨のnoteを書きました。 今回はそれの続きみたいな、違うような、そもそも自分の内面の不可解さについて、答えをもたないので書きながら整理していこうと思う次第です。 もし良ければお付き合いください。 そしてもし、私の独りよがりな独り言に思うことがございましたら、言葉をいただけたらなと思うのです。 人と恋をすること、この人と生きていきたいと思うほど人を愛すること。 その感情を、26歳になった私は、映画や小説から得た情報でしか

          誰かを好きになる、ということ

          セルフカラーしながら転職について考えるなど

          仕事の退職日が今月末で正式に決まりました。 それでもって、面接の予定が入ってるので(気持ち的に)心機一転しよう、とセルフカラーをしております。 (あんまりよくないらしいんですけど… ) 転職について、個人的にはあまり悪いこととは思っていないのです。 もちろん、誤解していただきたくないのは、それと同じくらいひとつの場所にずっと勤める素晴らしさを感じているということです。 それは耐えられるということ。同じところでスキルを磨き、勤続年数を重ねる、それはきっといろんなことがあって

          セルフカラーしながら転職について考えるなど

          やりたいことが多くて嬉しい件について

          タイトルにある通り、やりたいことが多いです。 積んである本を読む、パソコンの勉強(事務系の仕事もしてみたいという憧れから)を自学自習してみたり、レシピ本を眺めたり食べたいものを作ったり、お裁縫が苦手なので克服しようと百均で手ぬぐいを買ってきてちくちく手縫いをしてみたり…etc. 忙しさにかまけて無視していた、あるいは好きなのにだらだらと楽な方に向いてしていなかったことがたくさんあります。 やってみたいことを今まで自分には向いてない…と勝手に誤魔化していたのかもしれない。

          やりたいことが多くて嬉しい件について

          なんてことないんですけど、バター醤油で幸せになってみた

          基本的に食べ物と携わる仕事ばかりをしてきました。 かといって、料理人ってわけじゃないのでなんともいえないんですけども。 それでも実際、食に関わる仕事が今まで続いてきたということは、好きなんですかねえ。 転職活動中なので、今後のことはわからないのですけども! 食べることが好きなのです。子供の頃から。 1番はパン。あと色々。これもあれも、多分言い出したらきりがありません。幸せですね。 そして、次いで作ることに魅力を覚えました。不器用な私でも1品つくりだせる、という奇跡。 料理本

          なんてことないんですけど、バター醤油で幸せになってみた

          わがままに生きるということ

          相も変わらず転職活動をしています。 ハローワークで3件応募(1件は臨職、1件は応募者多数、1件はオートマ不可を見逃して応募してしまったAT限定しかもってない私…)したわけですけども、たくさん求人がある中で最早どうして良いのか分かりません。 いや、自分の将来についてちゃんと考えなさいよってことなんだと思うのですが。 今自分がどこをどうしたいのか迷走しているなという気持ちはあります。 お金がないのが1番の不安かな。 あとは、ほとんどがやった事のない仕事なので未経験の私がどこまで

          わがままに生きるということ