【読書記録】祖母、ロンドンへ行く！

本や漫画を読むのが好きです。
せっかくなので備忘録として残しておきたいと思って、忘れないように気まぐれに記録していきます。

祖母、ロンドンへ行く！ / 椹野道流 著

祖母姫、ロンドンへ行く！ | 小学館

X(旧Twitter)で拝見したことがあり、その時の文章がすごく楽しくて。販売を知ってから楽しみにしていた本です。

生き生きとした描写の中に、散りばめられた大切なこと。
まるで一緒にロンドン紀行に行けたような気分になる。紅茶やスコーンが好きな身としてはいつか本場のアフタヌーンティーを楽しんでみたいな、と思ってしまう。
すごくすごく良かった。今色々と自分の人生や仕事のことで考えることが増えていたので、少し光が差したような気持ちになりました。

そしてなによりも、ホテルや空港で出会うプロフェッショナルたちの仕事への姿勢、人との向き合い方がとても真摯で、素晴らしくて。
きっとたくさん大変なことも辛いこともあるかもしれないけれど、それでも「心」のこもったおもてなしはつい乱雑に、自分のことで手一杯になる自分の事をそっと正してくれるような気がしました。

私自身は、本に出てくる人達の心意気の、ほんの1粒一筋でも仕事や人生に対して誇れる姿勢があるんだろうか？と考えさせられました。

また読みたいな、と思います。
表紙のスコーンをそっと撫でながら。