kratter
自分で書いたミステリ書評一覧です。
こちらのnoteでは、ミステリ初心者だったkratter2が、主に読んだミステリの書評/感想/おすすめ度を掲載しています。 ミステリを読み始めた経緯普段はビジネス書、投資の本ばかり読んでいます(小説は読んで村上春樹か司馬遼太郎くらい)。親族にミステリ好きが多くいるのでその影響、話題探しとして読み始めたのがそもそもの経緯です(ミステリに関しては"自分だけに合うニッチな作品が好き!"と言うよりは、"話題作りにとりあえずメジャー作品読んどけ"精神です^^)。 読み始めて1年程度
第13回はそして誰もいなくなった/アガサ・クリスティです!超有名作の本作ですがレビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.犯人と動機 犯人は、ウォーグレイヴ判事。動機は正義感に燃えるウォーグレイヴが無
第12回は火刑法廷/ディクスン・カーです!東西ミステリ海外版第10位(2012年版)の本作をレビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.犯人と動機 犯人はマーク・デスバードとコーベット。元々両者は愛人
第11回はギリシャ棺の謎/エラリー・クイーンです!英米ミステリ黄金期、本格ミステリの金字塔と言われる本作です。 エラリー・クイーンとディクスン・カーは日本の新本格作家に多大な影響を与えたとも言われているので、新本格ミステリを割と読んで来た身としては先祖帰りです。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3
noteのアクセス/フォロワーアップについて私見。手っ取り早く数字を稼ぐには"皆が興味の有る売れ筋本を取り上げる事"。変な家とかね。でも僕自身が興味の無い本を読む/記事にする事をストレスに感じるタイプなので、つまりは熱意を持って語れる事に注力するのが長期的な正解なんだと思う。
第10回は北壁の死闘/ボブ・ラングレーです!冒険小説の名作と言われる本作をレビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.ミステリの結末 シュペングラーは過去にアイガー北壁で仲間の凍死の遠因を作った負い目
第9回はベルリン飛行指令/佐々木譲です!東西ミステリベスト100(国内版)91位の本書を読了。レビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.ミステリの結末 ベルリンに辿り着く事が出来たのは安藤大尉のみ。乾
第8回は同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬です!新人のデビュー作にも関わらず、アガサ・クリスティ賞/本屋大賞受賞の本作をレビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.結末と真相 ケーニヒスベルグを最終決戦地と
第7回は六人の嘘つきな大学生/朝倉秋成です!40万部超の発行部数、本屋大賞ノミネート等々の本作をレビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.犯人と動機 告発文を書いたのは九賀。動機は二次面接でスピラリン
第6回は屍人荘の殺人/今村昌弘です!2017/2018の各種ミステリ大賞で4冠に輝いた本作をレビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.犯人と動機 犯人は静原美冬。犯行の動機は、昨年の映研合宿で、立浪(
第5回はmedium 霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼です!2020年のミステリランキングを席巻した本書を読了。レビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.犯人と動機 犯人は探偵役の香月史郎。連続女性殺害を行った理由は、若くして死んだ(死な
第4回は方舟/夕木春央です!23年のミステリランキングを席巻、ミステリにも関わらず本屋大賞にもノミネートされてる本作をレビューします。 ※尚、予告後にネタバレがあります。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、核心の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-1.犯人と動機 犯人はマイ。マイだけは、非常口だけが脱出口になっているといち
第3回は占星術殺人事件/島田荘司です!「十角館の殺人」に引き続き本格ミステリをレビューして行きます。東西ミステリー国内版第3位の本作です。 因みに僕は本作が某有名探偵漫画がパクっている事を知ってしまった状態で読んだので、"もし、初見だったらどうか?"と言う前提での評点です。 基本データ 発行:1981年 ページ数:512P ブクログ登録数:5,844人 ブクログ平均点:3.79 ※2024年6月時点の情報です。 あらすじ 密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処
第2回は十角館の殺人/綾辻行人です。 はいっ、、、2回目にしてラスボス級の名作の登場です!ミステリの初心者向けランキングでは必ずと言って良い程挙げられる本作。"取り上げない訳には行くまい!"とココでも取り上げます。 1.基本データとあらすじ1-1.基本データ 1-2.あらすじ 2.主観的評点と向き/不向き2-1.主観的評点 主観的評点は以下の通りです。 2-2.向き/不向き 3.ネタバレと感想以下、革新の部分に触れておりますので未読の方はご注意ください。 3-
ミステリ書評第1回目を飾るのは宮部みゆき著・『火車』です!何にしようか迷った挙げ句、社会派ミステリの傑作である本作としました。 カードローンの借金が原因により自己破産した女性と戸籍乗っ取りにまつわる2人の女性の過去を丹念に描きます。山本周五郎賞受賞、東西ミステリベスト100国内5位の本作をレビューします。 基本データ 発行: 1992年 ページ数:590P ブクログ登録数:34,768人 ブクログ平均点:3.83 ※2024年6月時点です。 あらすじ 休職中の刑事、