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読書の秋の読書術〜私流(1)〜

月に1度1冊も本を読まない人が、6割を越えたとか。自分を振り返れば、今年の初めまでまーーーったく本を読まなかった私としては、まあ納得。

人はみんな忙しいし、SNSやサブスクとか、エンタメの選択肢がたくさんある現代は、仕方ないかなぁ…と。

しかし、読書スイッチの入った今、本を読むって他に変えがたい体験だなぁ…と思うので、本を読むのが楽しくなった、私の読書術を紹介します。

とはいえ、最初から読書に没入できたわけではない

今年初め、子育てやら様々なことが一区切りつき、久々に本でも読もうかなぁ、と思って本を手に取ってみたものの、最初からスイッチが入ったわけではありません

朝読書って、朝から文字を読むのはかったるいし、昼休憩はついつい動画やゲーム、寝る前に読もうとすれば2ページも行かないうちに落ちちゃうし…正直もう自分の脳みそが読書能力がないんだな、と本を読むのを諦めそうになりました。

そんなある日の昼休憩、好きだったSFジャンルの本を読もうとしたのですが、翻訳物でまず人の名前が入ってこない。展開もイマイチ頭に残らない。目が文字を上滑りしているような感じ。集中力がとにかく続かない。

長年の書籍離れでもう頭が老化したに違いない。やめようと思った時にふと、その本を音読してみようと思ったのです。

音読。小学生の時とかよくやりましたよね。文字を声に出して読む。するとこれが、なかなか気持ちいい。調子にのって3ページ、4ページと読むうちに、黙読では感じられなかった、文章をじっくり味わう感覚がとても心地よかったのです。それ以来、読む本はまず音読しています。物語の扉を開く最初の儀式のように。

なんなら、続きを読み始める時も、最初の何ページかを声に出して読みます。するとすんなり頭が読書モードにかわり、黙読でも集中して読めるようになります。なかなか本に集中できないという方、ぜひ一度お試しを。

また元々本が好きな方も、才能ある作家の素晴らしい文章、一度声に出して読んでみてください。めちゃくちゃ気持ちいいですよ!

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