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これはフィクションの小説です。もしよければコメントお願いします。 この小説は明治時代風で…
「冷雅。今日もモテモテだったそうだな」 蜂蜜色の少し癖のある髪の青年が、事務所に入って…
「なんでしょうか。桔梗宮(ききょうみや)様」 冷雅含めて全員が礼をした。 「死罪じゃなく…
「殿下。私(わたくし)はサーベルよりも短剣の方が得意なのですが短剣でもよろしいでしょうか」…
「素晴らしい試合だったよ。そう思うだろう」 と羅貴は周りにいた軍の兵士たちを見回した。…
[こっちだ」 冷雅と軍の施設を抜けてそのすぐ横にある建物に案内しながら紅夜の動きを注意し…
「お待たせしました」 建物の前で待っていると紅夜が出てきた。 男物の軍服だからだろうか肩はばがやはりあっていないがズボンの丈の長さなどは少し短いぐらいだった。冷雅と同じ黒の軍服に銀の縁取りがしてある。つまり軍の長である羅貴の護衛官という事になる。 「質問なのだけど、短剣はどこに持ったらいいのかしら?いつもなら生身の剣を腰に挟んでいたんだけど軍服じゃそうもいかないでしょう」 紅夜はタガーを見つめながら言った。 「お前……紅夜にはこのサーベルを持ってもらう。皆が紅夜がサー
「その指輪はなんだ?」 冷雅が紅夜に聞いた。紅夜は何かを考えるように下を向いていたがそ…
「紅夜を見なかったか?」 そばにいた兵に聞くと兵は頷きながら 「ずっと訓練所でサーベルの…
「変だな」 羅貴が言った。 「はい。変というか自分の身元について驚くほど秘密にしているこ…
「会場は僕の家なんだ。君が入った途端、全員があっけにとられるだろうな」 羅貴が紅夜の耳…
「私と踊っていただけますか?」 紅夜は嬉しそうにはにかみつつも、そしてなぜか寂しそうな…
紅夜は一人でバルコニーに柵の外を見ていた。後ろから見ると大きく露出した背中が白く月明か…
「なるほどね。天井からの出現。それで、自害用の毒も準備していたとなれば明らかに何かを隠してるね」 事件の一部始終を紅夜から聞いた羅貴が興味深げに言った。 「つまり、一言で言うと、陰謀。でしょうか」 紅夜が言った。 「そうなる。まぁ尋問で大体わかるでしょう。軍の素晴らしい拷問屋に来てもらっているから」 紅夜の顔が曇った。 「軍に拷問屋がいるのですか」 羅貴の顔が嬉しそうにほころんだ。 「拷問って言っても精神的苦痛以外与えないけどね。僕たちの仲良しの一人さ。とっても美男