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野球とアイスとジェットコースターと談志師匠、父のこと

一昨日、いやその前だったか、20代の若者と話す機会がありました。
私が野球好きということを知っていた別の人が、日本シリーズが始まりますねと言い、野球の話題になりました。
そこで、その若者に、野球をスタジアムに観に行ったことがあるかを聞いてみました。
というのも、私が子供の頃は、ほぼ野球一辺倒でしたが、20代ならサッカー、Jリーグ全盛期かも?と思ったからです。

答えは、子どもの頃、一度チケットを何処かでもらってきて、父親と行ったことがある、でした。
そして、やはり野球よりサッカー好きだったと。

私は野球好きなので、大人になってから何度も試合を観に行ったりしているのですが、
そういえば、私も子どもの頃、同じように何処かでチケットをもらってきて、父親と観に行ったことがあるなぁと
試合は全く覚えていないのだけど、そんなことがあったのを思い出しました。

小学生の低学年だったのかもしれません。
東京ドームに行ったのですが、当時はまだ屋根がなく、つまりドームではなく、後楽園球場でした。
青空と後楽園遊園地のジェットコースターが見えて、アイスクリームを買ってもらって….そのくらいしか覚えていません。
巨人戦のチケットが回ってくるはずはないと思うので、日ハムでしょう。

話が飛びますが、今日、11月21日は、立川談志師匠の命日です。
旅立って もう10年になります。
亡くなった時の、"談志が死んだ"の回文、あの戒名….ご存知ない方は ググってみてください。
そして ライ坊も…..いや、ライ坊は生きていました!
(ライ坊も 分からなかったら、ググってみてくださいね。)

談志師匠が 今、生きていたら、何を言うだろう? 何を話すだろう?
と、思うと、あの声、あの口調が聴こえてきます。

私の父は昭和の父親らしく、仕事仕事仕事で、家にいることは少なくて、
でも当時は 別に珍しくもなかったと思います。

それで、先程の野球観戦の話です。
ああ、そういえば、私も父に連れて行ってもらったことがあったなぁと思い出しました。
日曜日でしょうから(当時、土曜日も出勤日でした。学校もありましたしね。)
父は本当は家で疲れをとりたかったかもしれません。寝ていたかったかもしれません。
どんな思いで、私も連れて行ってくれたんだろう?と思ったり。

定年後、少しして病が見つかった時は既に遅く、その後 あっという間に亡くなりました。

父が亡くなった時に、たまたまテレビで談志師匠の落語をやっていて、
それもまたよく覚えています。
悲しいのだけれど、でも笑ってしまって、とても救われたこと。

そんなことを思った週末でした。

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