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別々なのに、一緒だと楽しい

今日は寒い寒い一日でした。
久しぶりに….というより、この冬初めて"冬将軍"という言葉を聞いたような気がします。

「寒い寒いって言うけれど、本来なら このくらいは普通なんだと思うな。」
「そうだよね、冬なんだもんね。」

そんな寒い木曜日の夜です。
今日も りこちゃんとこざる達は 皆で一緒に楽しく夕飯を食べて、
食後のお茶を飲みました。

そして りこちゃんは、既に夢の中、クークーよく寝ています。
こざる達は、いつも通りコーヒーを飲みながら おしゃべりタイムです。

「今日は皆で読書タイムなんだ。」
「コーヒーを淹れて、ちょっとお菓子をつまみながら、本を読むんだよ。」

皆、それぞれ、自分が読みたい本を 自分のペースで読んでいます。
おしゃべりしないで 本を読んでいるので、いつもよりも静かです。

「別々の本を個々で読んでいるんだけれど、でも こうして皆で一緒に読むと楽しいんだ。」
皆、うんうん頷きます。

「あの店長さんと店員さんと ちょうど同じなんだよ!」
こざるちゃんが嬉しそうに言います。

こざるちゃんが言っているのは、皆が大好きなカメントツさんの『こぐまのケーキ屋さん』です。
その中に「ふたりで」という話があります。
図書館で借りてきた本をお店でコーヒーを淹れて一緒に読む話です。

"おたがい 別々の本を読んでいるのに
ふたりで読むと いつもよりも楽しい...それってなんだか不思議です。"

そう書かれていて、一緒にコーヒーを飲みながら読書している店長さんと店員さんの
幸せな様子が伝わってきます。

「『こぐまのケーキ屋さん』は、二人の言葉遣いが丁寧で、それもとってもいいんだよね。」
「お互いに 相手のことを大切に思っていて、尊重しているんだよね。」
「それに二人とも優しいんだもん。」
皆、うんうん頷きます。

日常の 普通のことを描いているのですが、奥が深くて
読んでいると とても優しい気持ちになります。

「コーヒーのお代わり、淹れようかな?」
「うん。」 

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
『こぐまのケーキ屋さん』、優しい絵と言葉で綴られた哲学書のようなものだと思います。
よい毎日でありますように (^_^)

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