『食べたくなる本』とレトリック
食べたくなる本 三浦哲哉 みすず書房
で取り上げられている、
家庭の魚料理 丸元淑生 講談社
からの引用。
“料理屋が魚市場で魚を仕入れて料理をこしらえるのと異なり、生活者が生活空間の中で魚を買って魚料理を作る場合には、前もって何を作ろうと決めてかかることはできません。現在の大都市では魚屋(デパート、スーパーマーケット)に行っても目的の魚があることは少なく、ないことのほうが多いからです。鮮度のよくないものならありますが、そういうもので無理に魚料理は作るべきでないという考えで