🎞エブエブ=📕ボーボボ説　の観測

ボーボボをある程度読んでから、
エブエブを見た。

エブエブはボーボボか

エブエブにボーボボ要素があるのは同意する。

が、ボーボボだけでは足りないように感じた。

より正確に言うなら、
「ハード『伴名練』、ソフト『ボーボボ』」

もしくは、
「なめらかな世界とそのボーボボ。」
がしっくり来る。

エブエブに感じたこと

我々は誰もがエブリンだ。

忙しく日々を過ごして、うまくいかない仕事、子供、老いた親、税金、趣味。

全てを抱えようとして、多くのものがこぼれ落ちていく。

ある日救ってくれるものもなく、世界が劇的に変わることも無い、はず。

いや、変わった。

劇的に変わって、危ういながらも超人的能力を得るなんてこともある。

ただし、それでも最終的に行き着くのは手段は変えても争いであり、自由への闘争であり、愛であり、家族である。

高次元の力を得ても、争いの根本は同一である。

おもねることが正解ではない、自分が自分が〜の殻を破って、相手を思うことで相手は変わることもあり、いや、相手が変わるのではなく自分という変動要素が変化することで、相手や世界という変動要素が変わる可能性をつくるということ。

それが正解かどうかは分からない、振り返っても分からないかもしれない。

ただ言えるのは、もし今が過去からの連続、延長でしか無いのだとして、それに辟易しているのなら、何かを変えたり、新しい何かを始める（確かに、突飛であれば突飛であるほど変数というか飛距離は大きそう）、そうすれば連続の連鎖から逃れることができる、かもしれない。

最終的に希求したものに行き着いたとしても、振り出しに戻る選択をするのかもしれない。

しかし、環境は振り出しであっても、そこに行き着くまでに得た体験や思考により、観測する主体である自分の変化、それにより違う認識が発生している。心からその状況を肯定できるようになっているかもしれない。

割と好きな下の句の、『すみなすものは心なりけり』のように、捉えよう次第である、に帰結する気がした。

面白い映画でしたー。