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日常を小匙1

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思うまま日記
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2018年8月の記事一覧

千切りノック

千切りノック

2年弱ほど、夫の実家で同居していた。
義両親は高齢ではあるが義母は元気な人で働いたり趣味に動いたりしており、食事に関しては私にほぼ任せられた。買い物は私がメインで、たまに義母が少し買い足してくる感じだった。

完全同居だったので、台所は完全共有である。義母の台所という意識はどうしてもあるので、話をよく聞き意向に沿うよう使い、食の好みも年代も違うしなるべく取り入れていこうと頑張った。まあ頑張りすぎて

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急緩婆

急緩婆

小学校の家庭科の授業で、胡瓜を2ミリ以下の薄さで30秒で50枚切る、みたいな試験があったおかげで、あれからこれまで何本切ってきたかわからない輪切り胡瓜の全てに試験の気持ちがオマケでついてきた。

授業の中の試験は2人1組で進められた。自分は必死の形相と必死の包丁捌きで、組になった友人よりもトントントントン音を立てるボリュームが早い上とても大きかった。ぎこちない早送りのように、合格しなければというそ

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夢で噛めたら

夢で噛めたら

眠る直前は、貴重なひとり時間。
その日の経験が夢に何かしらの影響を与えてくるので、ネガティブに傾いているときは気持ちをリセットするための時間にする。

現実の問題が未解決でも、ごきげんに眠れるように。難しいことはしない。ちょっと笑えるものや、ちょっと温かい気持ちになるものを手のひらの上の電子世界から見つけ出し、それを心に上乗せしてから眠る。

明確な効果はわからないけれど、どうしようもない悪夢は見

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かりかりいぼいぼグリーン

かりかりいぼいぼグリーン

数年前まで、私にとってゴーヤは苦手を超えて『食べられない・食べなくても良い』エリアに存在していました。

私とゴーヤの物語は、夏になると緑のカーテンを作る義母が「試しに1本食べてみて」とくれた小ぶりなゴーヤを、まずは食べ物と認識するところから始まったのです。

まだ夫と2人中野のアパートに暮らしていた頃。玄関ドアを開ければいきなりキッチンとお見合いの狭い部屋。
シンクの前でどうすれば良いのかと見つ

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夏休み親子手探りツアー

夏休み親子手探りツアー

夏休みと言えば。
数ページしか取り組んでいない宿題。
できていない工作。
面倒の壁を超えられない自由研究。
書けていない、天気も思い出せない日記。

ただひたすらに怠惰を貪り、夏休み最終週になってから突然数日かかる自由研究に取り組み始める。私はそんな小学生であった。

日向に置いた色水は色によって温度が違うのかという研究だけ、やたらと記憶にある。たしか夏休み明けてから、先生に怒られたあとに半泣きで

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