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何だって叶う、かもしれない。

子どもを持ったことで、子育てについての考えを夫と話すようになった。

最近の悩みは、私の仕事復帰と保育園について。
私は妊娠する前から「最短で保育園に入れてすぐに仕事復帰する!」と思っていた。ずっとフルタイム勤務で駆け抜けてきたのもあって、仕事をしていない自分が想像できなかった。


しかし息子を産んでみたら例に倣って私も、息子が可愛くてこのまま家でみていたいなぁなんて思うようになってしまった。保育園に預けたときの、私を求めて泣き叫ぶ息子を想像するだけで泣けてしまう。

実際4月の慣れ保育の時期には、涙をにじませながら預けていく親御さんもたくさん見てきた。(過去に保育園看護師をしていました)
子どもには涙を見せないようにぐっとこらえて、玄関でハンカチを抑える姿。あのときの親たちの葛藤を、寄り添っていたつもりで甘く見ていた。「あぁ、この気持ちか!」と今になってようやく自分事として理解できた。

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(犬と息子、気づくと一緒に寝てる)

それでも働いていたいとは思う。理由は、社会貢献という形で、社会とつながっていたいからだ。多分それが一番の理由。
育児は孤独ということを、身をもって知った。息子を育てるという何にも代えられない大仕事をしていると頭でわかっていても、”生産性のない毎日”という感覚にとらわれてしまう。コロナ禍の今は特に、夫以外の大人と会話しないことがほとんどで孤独も加速する。

正直、思いっきり働いて仕事仲間とコミュニケーションをとっている夫への嫉妬もある。羨ましい。どうして男の人は子どもができても、身体も働き方も、何も変わらないんだろう。
まぁ、もし夫に家事を任せたら部屋の隅の埃は永遠に残っているだろうし、ごはんは毎日焼きそばかチャーハンになってしまう。夫は私よりずっと稼ぐことに貪欲だし、仕事へのモチベーションも高い。だから今の分担で我が家は合っているのだけど。(お互いの立場へのリスペクトが大事ね)

夫に経済的に依存することも不安要素の一つかもしれない。私は気兼ねなく自分にお金をかけたい。美容院にも行きたいし、欲しいものだってたくさんある。
何より、いろんな選択肢がある中でそれでも私が夫といることを選んでいる、というのが私なりの夫婦関係のコツなのだ。何も選べない状況になる理由は、できるだけ持ちこみたくない。


夫は保育園に入れることに渋っている。
夫の母が専業主婦だったのもあるだろう。せめて3歳くらいまでは家でみていてほしい、が本音。でも私の働きたい気持ちも尊重してくれて、ダブルインカムのメリットも重々分かっているから強制してくることはない。だから有難いことに、こんなに迷えているのだ。

それまで確固として「最短で仕事復帰!」と思っていたところからコロっと考えが変わってしまい、可愛い息子の寝顔を見ながら、立ちはだかる仕事と育児の両立に、今日も頭を悩ませている。


そんな中、Youtuberのkimono mom(Moe)さんの動画をみていてはっとしたことがある。(とても素敵な人なので、ぜひ見てほしい!)

Moeさんは以前、京都の祇園で舞妓さんをしており、現在はYoutuberとして日本の家庭料理や自身の家族の様子を発信している方だ。(私はそれはもう大好きで、妊娠中からずっとファン)

そのMoeさんも、主婦になるつもりは元々なかったこと、孤独を感じる育児の中youtubeで発信するようになったら世界中の人たちから共感や励ましの声が届いた、と言っており(うろ覚えでごめんなさい)、そこで私も社会とつながる手段に”発信する”という、どこかに所属する以外の選択肢に気づいたのだ。

そしたら色んなことが一気に見えてきた。
バリバリと働いていた友人は、最近働き方を変えることを目指してスキルアップに励んでいる。産後に仕事復帰したかったけどコロナで親族からの反対にあい主婦を選んだ友人は、大好きな趣味を子どもと楽しんでいる様子を発信している。
「リモートで看護ができるかよ~」なんて最初から選択肢を消していたけど、あれ?私にもいろんな道があるんじゃない?と思えてきた。

もしかしなくても、やろうと思えば何だってできるのかもしれない。

もっとわがままに理想を思い描いてみようかな。



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