転職エージェントが考える、理想のキャリア教育とは
キャリア教育は、中学校や高校でも取り上げられるようになり、この20年ほどでその存在感が大きくなってきたような気がしてます。
ではまだ就労経験のない中高生に、いったいどんなキャリア教育が提供されればよいのか、考えてみました。
世の中にどんな仕事があるのかを知る
まずはここからじゃないかと思います。いろんな業界があって、いろんな企業があって、一社の中にもまた違った役割がたくさんあって。
ちなみに新卒採用のサイトは、職種の説明がわかりやすくて情報収集におすすめです。
その仕事の存在を知らないと、なろうと思うことすらないはずなので、キャリアの選択肢を増やすためにはまずは知ることが大事です。
キャリア理論を知る
中高生向けと言っていいかわかりませんが。キャリアにはいろいろな考え方があるのだと知ることは有意義です。
自分の内面を振り返るワークも悪いことでは決してないですが、理論なしにワークだけを進めることは良いとは思えません。
例えば「やりたいことを見つけよう」というワークはありがちですが、うまく思い浮かばない人は「やりたいことがない=悪い」ことのように無駄に自分を責めてしまう可能性があります。
むしろキャリア理論では、やりたいことを起点に考えようという主張は多くありません。
バイアスを知る
キャリアを考える上で有意義だなと思う学問は、行動心理学です。「人はこういう状況だとこう考えやすい傾向にある」を学ぶことは、自分を客観視することにつながります。
キャリアには正解がない以上、決断や選択の連続です。そのため決断や選択を上手になることが、キャリアを豊かにすることにつながります。
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