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読書の記録 ヤマザキOKコンピュータ『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』

 靴が傷んでしまったから新しい靴が欲しいけどあまりお金はかけられないから安い靴を探す旅に出て、ようやく船場センタービルで見つけた2500円の靴を買う。気に入って買ったものだから別にいいけど、本当はもう少し、金に糸目をつけずといわないまでも、デザインより何よりまず値段を確認する、という生き方からおさらばしたい。そうはいっても、どこかで歪みが出ているであろう安さで販売されている商品ばかり購入していていいのか、という思いもある。※船場センタービルで買った靴の安さがそういう歪みの産物かどうかは知らない。

 そういう歪みのある安価な商品ばかり買っていては、そういう歪みのある企業ばかりが潤っていき、歪みだらけの社会ができあがってしまう。どこの駅を降りても似たような風景しかなくなってきているのも同じ理由かもしれない。

 微力であっても自分の消費生活を変えていき、自分の望む豊かな社会、面白い未来に近づけるためには、100%は難しくても、できる範囲で歪みの無い、あるいは少ない企業の商品を購入する、というやり方もあるけど、だからといって、消耗品でもない限り、いくら魅力的な企業でも買って応援するなんてことができない場合に、「投資」して応援するっていうやり方もあるんとちがいますか?っていうご提案をいただきましたのが本書であります。

 これを読んだ矢先に書店には「初めてのNISA、投資初心者でも大丈夫!」という謳い文句の書籍が並んでおり、相変わらず、私の中と世の中は繋がっているらしいけど、「投資」という二文字に付き纏う恐ろしさが私を投資から遠ざける。むむむ。しかし、我々はあの得体の知れないウイルスさえ、知ることにより、恐怖を取り除いたではないか。恐ろしさは知識で跳ね除けることができるらしい。本書にも「投資って別に怖ないで」と書いてある。

 というわけで投資の勉強をするので誰か教えてください。

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