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わたしの仕事と工作舎の本

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工作舎の本ってどんな人に読まれているんだろう。どんな役に立っているんだろう。そこで、さまざまな分野の表現者や研究者の方に「あなたのお仕事と工作舎の本の関係について書いてください!… もっと読む
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#ジェンダード・イノベーション

社会学研究者 村瀬泰菜さんが読む『女性を弄ぶ博物学』──わたしの仕事と工作舎の本#5

社会学研究者 村瀬泰菜さんが読む『女性を弄ぶ博物学』──わたしの仕事と工作舎の本#5

村瀬泰菜さんは、チェコの生殖技術とそれをめぐる政治や制度について
歴史社会学や科学技術社会論の視座から研究しています。
刺激を受けた本として、ロンダ・シービンガーの一連の著作や
キャロリン・マーチャント『自然の死』(品切)など、
科学知とジェンダーをテーマにした工作舎の本を挙げて下さいました。
今回は、シービンガー『女性を弄ぶ博物学』をひもときながら
性と生殖の問題に取り組む村瀬さんの仕事について

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科学史研究者 鶴田想人さんが読む『植物と帝国』──わたしの仕事と工作舎の本#4

科学史研究者 鶴田想人さんが読む『植物と帝国』──わたしの仕事と工作舎の本#4

「わたしの仕事と工作舎の本」第4回は
科学史研究者の鶴田想人さんにご寄稿いただきました。
鶴田さんは、未知の世界を切り開き知の体系を構築してきた科学技術が
その一方、いかにして「無知」の領域をつくりだしてきたか
という観点から科学史を捉え直す研究をしています。
鶴田さんが挙げてくださったのはロンダ・シービンガー『植物と帝国』。
18世紀、カリブ海の植民地からヨーロッパに伝わった
ある植物の薬効──

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